1980〜90年代の子どもが使ってた! 懐かしすぎな文房具

1980〜1990年代に子ども時代を過ごした人々が、記憶を掘り起こされるような懐かしい文房具をまとめてみた。
1980〜1990年代に子どもたちに流行った文房具
1. ロケット鉛筆


ものすごく流行ってた。
鉛筆を削る必要がない利点があるが、当時はその利点に気づいておらず、ただただ夢中になった。何か心を捉えるものがあるのだ。
2022年現在も、普通に売ってて、普通に買える。
2. ミルキーペン

女子が群がったミルキーペン。黒い紙にも書けるのに感動した。
写真にも書ける。ミルキーペンで書かれた言葉や絵で装飾された当時の写真が出てくると、恥ずかしさで埋まりたくなる(言葉も絵も今見ると大変恥ずかしい)。
パステルカラーも、ミルキーペンという名前も、女子の心を捕らえるには十分だった。
3. プクプクシール


ふつうのシールはシンプルに貼るだけで終わりだが、プクプクシールはちょっと手間が必要だ。
該当のプクプクシールをハサミで切り取り、薄い透明のシールごと貼り付ける。そしてゴシゴシと指で擦り付けたら、薄いシールを剥がしてようやく完成。
文字通りプクプクと立体的なシールをノートやレターセットに貼り付けられる。
シール全体がプクッと立体的なのではなく、線で描かれら部分だけが立体(=シール部分)になっている。
発売当初は単色だったが、多色使われる商品も出てきた。
プクプクシールを何枚か切り取って、友達同士で交換するのも流行っていた。
4. 小さい消しゴムがついてるキャップ


消しゴムは付いているが、実用性皆無。かわいいことが最優先。
一応使おうと試みるが、ちゃんと消せない&非常に消しにくい。
そして何より消しゴムが黒く汚れてかわいいキャラがボロになるので、心にダメージを受ける。
5. 押す場所が横のシャーペン

彗星のごとく現れた、カチカチと芯を押し出す部分従来とは違う場所に付いているシャープペン。人差し指のすぐ近くに付けられている。
上部まで親指を持っていく必要がなくなるため、労力が最小限まで抑えられる。従来の常識を覆し、驚きをもたらした。
6. 砂消し

ボールペンの字を消せる砂消し。消しゴムの作りは、半分が砂消しで、半分がふつうの消しゴムになっている。
そもそも小学生はボールペンを使う機会はないが、大人っぽくて砂消しはカッコよかった。だから家にあるのを学校に持参することがあった。
しかし砂消しは「削る」ことで文字を消すという力ワザ仕様のため、素材の表面がボロボロになる。
わら半紙上で砂消しを使うと、どうしようもないくらいケバケバに。
7. わら半紙

あらゆるプリントは「わら半紙」だった。クラスのお便り、ミニテスト・・。わら半紙って名前があまりに古風。
みんなわら半紙の実態は知らないが、ふつうの紙より質が落ちる安い紙、という認識だったと思う。
現在はわら半紙をamazonなどで買えるようで驚いた。お前・・・まだいたのか・・。
8. ポスカ


学校のイベントで活躍するポスカ。「先生、ポスカ貸してー」。こんな言葉を何回耳にしただろう。
写真にも書けるから、ポスカで装飾された写真はよく目にした。
カチカチと上下に振って、書く。最後の方は色がカスカスになるが、そんなときはよりたくさんカチカチ振った。
9. 小さい消しゴム


こんな感じの小さい消しゴム、あった。
実用性はそんなになかったし、例えば上画像のキキララ消しゴムは材質がキュッキュとしてるのでうまく字が消えないし、それどころが滑って黒くなる。
でも、小さい消しゴムもまたカワイイことが優先された商品なのだろう。
10. 小さいミニチュア消しゴム

集めてた。集めがちなミニチュアの消しゴム。リアルならリアルなほどときめく。
もちろんキレイに消えないが、そもそももったいなくて消しゴムとしては使えやしない。
11. ローラー消しゴム

消しかす上をローラーで滑らせると、消しかすを巻き取ってくれるローラー消しゴム。
消しかすはパッパッと手で払って床に落としていたが、ローラー消しゴムがあれば教室のキレイを保てる。
でも当時は清潔への意識はとくになく、キレイにするために巻き取ってたというよりは遊びの一環でみんなぐるぐるしてたような気がする。巻き取ったカスをゴミ箱に捨てていた奴の姿は思い出にない。(個人の感想です)
現在販売されているローラー消しゴムは、昔よりスタイリッシュ。1990年代はファンシーだった。
12. シャーペンのカラー替え芯

使う必要ないのに使ったりしていた、シャープペンの色付き替え芯。カラーは赤が一般的だった。
当時のカラー替え芯は書き心地はとても悪い。「スコーッ」っとしていて、鳥肌が立つような書き心地と音がした。たしか消しゴムで消えなかったような気がする。
13. ディズニーランドのお土産、大きい消しゴム

長さ15〜20センチくらい、太さは2〜3センチくらいだったろうか。とにかく長くて大きな消しゴムで、ペン型の商品だ。
お土産の定番になっていた時期があったのか、手にする機会が度々あった。
ペンの形をしているのでペンのように持って消そうとするが、重いし大きいし難しい。その上あんまり消えない。でもお土産の定番。そんな消しゴム。
14. 香りつきの練り消し

おもちゃ感覚でみんな遊んでいた、香りつきの練り消し。
練って、びよ〜んと伸ばして、香りをかいで。
学校に持って行くのは禁止されていたが、やはり子どもだから持って行くこともある。教室の床に練り消しが落ちており、先生がそれを踏んだことにより先生激怒。犯人探しが始まり、大変なことになった思い出がある。
持ってきたのはAちゃんじゃないのに、Aちゃんはいかにも持ってきそうなので彼女が犯人扱いされ、絞られてて気の毒すぎた小1の頃の話。
15. 鉛筆削り

どの子もこのようなボックスタイプの鉛筆削りが家にあった。
友人が持っていた家型の鉛筆削りがとても素敵で、見るたびにいいなあと思っていた。
16. あらゆる色ペンセット

このような商品があり、少数派かもだが持っていた。
うちはまさにこの画像と同じものがあり、見た目はパッと見豪華そうに見えるがその実大変安っぽく、実用性は大変低い。
ペンはちょっと書くとカッスカスになり、すぐに使えなくなった。
17. カセットテープとかに貼るやつ

カセットテープに、テープや音楽のタイトルを書く代わりにこの「レタリングシート」を使っていた。なぜならクールだから・・。
使う文字をペンなどで強めにこすると、転写できる。
カセットテープがほぼ滅亡した今、レタリングシートも滅亡したと思いきやまだ現役。他の用途で使っている人が結構いるのかもしれない。
18. ハイテックC カラーペン

当時ほかのペンが100円のなか、200円と高めのハイテックC。だけど欲しくなる魅力があった。流行っていて、中学生になると大体みんな持っていた。
何に驚いたか今となっては忘れてしまったが、「こんなペン、今までなかった」と思った覚えがある。
書き心地がよくて、いろんな色があるのが年頃の学生には響いたのかもしれない。友達同士でちょっとした小さい手紙を交換する文化があったから(女子たちはたくさん話もするわりに、手紙まで書いたりする)、それも関係してそうだ。
さいごに
懐かしい懐かしいと思っていたが、調べてみると、デザインなどは今風に変わっていても今でも買えるものが多かった。
となると、もしかしたら今の小・中学生もこれらの文房具を現役で使っていて、30代になったら懐かしいと思うのかもしれない。
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