【2歳向け】ありが出てくる絵本8選。物語から、生態がわかるものまで
2歳になると分かることが増えて、虫への興味も強まります。
なかでも「あり」は身近。都会に住んでいても外に出ればすぐに見つかるので、子どもは興味津々です。
では、2歳向けのありが出てくる絵本を厳選しました!
ありがメインの題材の物語から、生態を自然と学べてしまう絵本まで、いろいろな8冊をまとめました。
【2歳向け】ありがメインの物語絵本
まずありがメインで登場する絵本をご紹介します。
ありのおでかけ
ありがバスに乗ってお出かけします。
ガタガタ道を通ったら、ワニで、山を登ったと思ったら、ラクダだった! そんなパターンが何回か続き、行き着いた先は動物園。
最終ページのオチはシュールで笑えます。
本のサイズは小さめ、文字量は少なく絵はユニーク。1歳くらいから楽しめると思います。
むれ
手書きのテキストと、柔らかでかわいらしい絵が特徴的。
ありの群れ、羊の群れ、キリンの群れ、宇宙人の群れ・・。各見開きで仲間外れを探します。2歳児だとちょっと難しめで、大人の私も最初はちょっと考えた 笑。
親子で遊べて、最後の見開きは子どもが夢中になって絵を指差します。
『むれ』はさまざまな絵本大賞で新人賞や大賞を受賞していて、大変評価が高いです。
先日テレビでも特集されており、以下のように表されていました。
進む方向がみんなと違っても大丈夫。多様性の魅力を伝える絵本
じつは作者のひろたあきらさんは芸人さんです。楽しくて、やさしくて、あたたかい気持ちになる絵本です。
ありとすいか
ありが大きなスイカを見つけて、仲間と工夫して運んだり、食べたり、遊んだりする物語。
ありの巣が出てきたり、行列で運んだりしてありの生態に則っている一方で、フィクション要素の方が強くておもしろいです。
見開きを使った絵が多いので迫力があります。文字量は2歳児にちょうど合ってる感じ。
元をたどれば1976年に発行されているそうです。そして教科書に出てくる本らしい。
ありのあちち
好奇心旺盛なありが、台所でやりたいことをどんどんやっていきます。子どもがやりたいことを代わりにやってくれるようなありです。
文字量は少なくて、1歳くらいから楽しめる絵本。サクッと読めます。
独特な印象を受ける絵本だと思いますよ。
裏表紙までぜひ子どもに見せてください。よろこびます。
ありの生態を学べる絵本
お次は、絵本を読み聞かせながら、自然とありの生態についての知識が身につく絵本を紹介します。
ありさん どうぞ
物語調だけど、ありの簡単な生態がイラストで分かる絵本。
ありの行列、働き者のあり、一斉に散るあり、などなど。
まるで外で見るありを絵本でそのまま見ているような感覚になります。
ありこちゃんのおてつだい
ありのありこちゃんが、お手伝いでアブラムシに蜜をもらいに行って、帰ってくるまでの物語。ありこちゃんのピンチシーンも盛り込まれています。
匂いや太陽のおかげで巣に戻れる、アブラムシは蜜を出す・・・などなど、物語を読んでるだけでありの生態がわかる優れた絵本です。親の私も知らなかった知識を得ました。
文字量もちょうどよく、2歳児にはちょうどいいくらい。
子どもはありが会話していたり、お世話してるのが楽しいらしく「どうぞってしてるよ!」とうれしそうにします。全体的にこの絵本はツボなようです。
すみれとあり
すみれとありの協力関係を描く絵本。謎解き形式で進んでいきます。
絵は写実的で美しい。
4歳〜が対象の絵本ですが、文字量的には2歳児でもいけます。
ただ、いわゆるフィクションの「物語」ではないからか2歳の息子はさほどおもしろくなさそうで、親の私が持っていてうれしくなる絵本です。
ありがスミレの種を運ぶのに一役買ってたとは知りませんでした。
ファーブル昆虫記 あり
5歳〜の絵本なのですが、2歳児にとっては絵だけでいろんな発見があるようで、何かたくさん興奮ぎみに話しかけてきます。文字量は多いので読み聞かせはできません。
ありの結婚、産卵、子育て、ありの巣、社会性が平易な言葉で物語調で語られるので、わかりやすいです。
絵がリアル。ふだん小さいものが大きくリアルに描かれているのでワタクシはじっくり見られないのですが、子どもは楽しいようです。
ちなみにありはお腹(一見お尻に見える部分)が伸び縮みして、お腹がいっぱいになると、大きくなるそうですよ。
ありを見たら、さらに楽しめる!
ありを見る→ありの絵本を読む→ありを見ると、親も子どもも新たな発見があって、好奇心が刺激されますね。
どんどん知識が深まるのがおもしろい。
2歳児はまだそんなにしゃべりませんが、ありを観察する姿を見ながら何を思ってるのかな、と推測する日々です。