だんごむしが出てくるおすすめ絵本5冊
子どもが大好きなだんごむし。
探してびっくり、だんごむしの絵本は想像よりもたくさんあるんですね。
だいたいのだんごむし絵本を読み聞かせたので、なかでもオススメのだんごむし絵本を紹介します。
どれも2歳、とくに2歳半以降〜楽しめる絵本です。
1. だんごむしのおうち
だんごむしを見つけた女の子が、土に丸を描いてだんごむしのお家に見立てます。なかには外に出ようとしたり、ちっとも丸まらないだんごむしも。起き上がれない子を助けてあげたら、赤ちゃんが出てきたよ。
まるで絵本の中の女の子と一緒に遊んでいるような構図の絵本。だんごむしが目の前にいるような感じがするのか、2歳息子はこの本を気に入っていて、何回リピートしたかわかりません。
だんごむし本の中で一番好きなようです。
「だんごむしじゃないのかな?」のセリフに「だんごむしだよ!」と返したり(本当はおそらくワラジムシ・・)、絵本と会話しているので臨場感があるのかもしれないですね。
2. ころちゃんはだんごむし
赤ちゃんだんごむしのころちゃんは、みんなで外に散歩に出かけます。寄り道して一人になってしまったころちゃんは、カマキリに遭遇、次はモグラ・・助けてくれたのは、セミの子どもでした。最後にはみんなと合流し、脱皮をしてちょっぴり大きくなりました。
なかなか壮大なストーリーの『ころちゃんはだんごむし』。
読んでるだけで、だんごむしの生態の知識が知らず知らずのうちに身につきます。
脱皮はまず前半分、そして翌日に後ろ半分がぬげるなんて大人の私も知りませんでした。
だんごむし以外にも、てんとう虫やあり、クワガタなどもさりげなく背景に描かれているので、息子はそれも楽しいようです。
3. ぼく、だんごむし
ぼくはだんごむし。ぼくたちの生活を見てごらん。食べるものや、ぼくたちの天敵、防御法がわかってくるよ。赤ちゃんはどうやって生まれるかとか、じつは昆虫じゃないっていうのも、知ってるかな? 好きになってくれたら、うれしいな
だんごむし目線で生活を追いながら、生態を自然と覚えられます。
絵が貼り絵でほのぼのかわいい。だんごむしが苦手な親御さんでも、この絵なら大丈夫なはず。
読み聞かせは4歳〜となっていますが、2歳後半くらいから楽しめると思います。
段ボールや新聞紙、コンクリートを食べるとは初めて知りました。
4. ダンゴロゴロちゃん
だんごむしが大好きなともちゃん。たくさんだんごむしを集めたら、ちょっとした拍子に巨大なだんごむし、ゴロちゃんになっちゃった。一緒に遊んで、おやつを食べて、最後はともちゃんに恩返し。
一見ファンタジーですが、だんごむしの生態に基づいた物語になっているのでだんごむしの概要がつかめます。
後半はある意味、ゴロちゃんのうんちがキーになるような話かもしれません 笑。
2歳後半くらいから、物語に入り込めると思いますよ。
2歳の息子はニコッと笑ったゴロちゃんを見るとうれしそうにしています。
5. ダンゴムシみつけたよ
ぼくの好きな場所、食べるもの、丸くなるワケを教えるよ。敵はありやクモで、脱皮の仕方も見せちゃうよ。赤ちゃんだんごむしも、紹介するね
すべて写真です。
小さなだんごむしを、アップで詳細に見られます。だんごむしのオス・メスを、この本のおかげで見分けられるようになりました。
脱皮の瞬間や、小さくて白い赤ちゃんだんごむしを写真で見られるのは貴重だと思います。
母的には正直「オゥ・・」なリアルさなのですが(大きいし・・)、子どもはいつも見ているだんごむしをじっくりとリアルな写真で見られるからなのか、この本を読み聞かせているときは、めちゃしゃべります。
「これ赤ちゃんなのー? あ、丸くなってるねー」などなどなど。
だんごむしに興味を持っている時期に
2歳を過ぎた頃から、だんごむしに興味を持つ子どもが増えますよね。
そんな時期に読むと、子どもは集中するし、知識の吸収もよい・・気がしています 笑。
私は大人になりだんごむしから縁遠くなっていましたが、これらの絵本のおかげでだんごむしを見つけるのがかなり上達しました。子どもの頃は感覚でわかっていましたが、大人になると感覚ではなく知識に頼るようになってしまうものなのですね。
ちなみに、今は手に入りにくくなっているようですが『まるまる』(もも著)もいい絵本でした。図書館ならあるかもしれないので、興味があればぜひ。
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