布ナプキンを使って7年。実際ってどうなの? 率直な感想、効果、メリットデメリットをレポート!
布ナプキンユーザーのヨシタカです。
布ナプキンを使って7年経ちましたので、実際に使ってみてどうだったかをレポートしようと思います!
布ナプキンを検討している方、迷っている方の一助になれば。
参考までに、私は3〜4ヶ月に数回紙ナプキンを使いますが、基本的には布ナプキンで過ごしています。
※注)リアルな表現が多々ありますので、お食事中の方はご注意を!
布ナプキンを7年使ってみた率直な感想
可もなく、不可もなく。
ただ、自信はつく。
これが正直な感想です。
「超イイよ!」というわけでもなく、「全然よくない」わけでもなく。
ただメリットとデメリットを天秤にかけたときに、わずかながら布ナプキンが優勢なので、現在も布ナプキンを使っています。
よく言われる効果。実際どうなの?
一般的に、布ナプキンを使うことで以下の効果が得られるといわれています。
- 経血量が減る
- 周期が安定する
- 子宮が温まる
- 冷えの改善に有効
- ムレ・かぶれの改善
- 生理中のにおいが軽減する
- 生理痛が軽くなる
- 月経血コントロールができるようになる
7年使った結果、実際はどうだったのかをレポートします。
私個人の感想となりますので、人によって感じる効果は差があるはずですから一意見として読んでみてくださいね!
ではひとつずつ見ていきます。
経血量が減る→不明
経血量が減ったかどうかは、正直わかりません。
というのも紙ナプキンのときは吸収帯が大量に経血を吸収していたので、布と紙とで単純に見た目では比較が難しいです。
また感覚頼りに判断してみようと試みましたが、感覚としてもわかりませんでした。
周期が安定する、子宮が温まる、冷えの改善→不明
周期はもともと安定していたので、効果は不明。また冷え性ではないので、冷えの改善に関しても不明。
子宮が温まるか? これも不明です。
子宮は、内臓なのでちょっとどういう感覚なのかよくわかりませんでした。私は冷え性ではないからでしょうか、もしかしたら冷え性の方の場合はわかるのかも??
冷え性の知人が、デリケートゾーンのことだと思いますが「布ナプキンにしたら、あったかい!! って感動した」とは言っていました。
しかし私は「あたたかい」とすら感じなかったです。冷え性じゃないからなのかな。
ムレ・かぶれの改善→かぶれは改善
ムレ:布の方がむしろムレるかなと思いました。頻繁に替えればムレないですが。
かぶれ:確かにかぶれない。
私は乾燥肌でさらに敏感肌寄り。
紙ナプキンを使うとかぶれたり、少しかゆくなることがあったのですが、布ナプキンを使うとかぶれません。
生理中のにおいが改善→劇的に改善
これが一番の驚き。においは劇的に改善です。
とはいえ、一切においがしないわけではないのですが。
生々しいお話で恐縮ですが、紙ナプキンを使ってたときは、においがかなり気になっていたのです。
だけど生理ってこういうもんなんだ、とあきらめていたのですが。
違ったのです。紙ナプキンの吸収帯と経血の相性の問題で、きつくなるようです。
生理痛が軽くなる→そう・・かも・・?
そう・・・・かも・・・??
といった感じ。
私の場合24歳くらいに重くなって、つらい日も多々ありました。
ただ現在は、思い起こしてみれば布ナプキンにしてから「生理痛重すぎ、つらすぎ!」と感じた記憶があまりないです。
生理痛がゼロになったわけではないのですけど、「つらすぎて動けない」なんて日はなくなりました。
布ナプキンが原因なのか、生活習慣が何かしら変わったのか、体が変わったのかは断定できない部分はあります。
月経血コントロールができるようになる→できない
できるようになっていません。残念!
私は、月経血コントロールに興味があって布ナプキンを使い始めました。
(※月経血コントロール:月経血を止めたり、出したりと自分でコントロールできるようになること)
以前仕事で月経血コントロール関係の先生に取材をしたことがあります。
その際、「体操をしなくてもとりあえず布ナプキンを1年も使っていれば、月経血コントロールはできるようになる」と聞いたのが大きなきっかけでした。
しかしながら7年経った今もコントロールできず。無念なり。経血が布ナプキンにすらつかない境地をこっそり目指していましたが、ワタクシまだまだひよっこのまま。
ぼーっとせずに意識すれば、できるようになるのかもしれませんね。
余談ですが、知人は布ナプキン使っていないけど、コントロールできるようになったとのこと。ゲーム感覚でやってみたらできたらしい。
経血が出る瞬間がわかるようになった
ただ、「経血が出る瞬間がわかるようになった」のは驚きでした。
布ナプキンを使うまで、生理1日目の最初の経血が出てるときが全然わからず、下着を頻繁に汚してしまっていたのです。
でも布ナプキンにして8ヶ月頃からだったでしょうか。「今、出ました!」とわかるようになったのです。それから下着はほぼ汚さなくなりました。まあ、生理周期考えてあらかじめ装着してれば、いずれにせよ汚さないのですが・・。
布ナプキンを使うメリット・デメリット
お次は、個人的に感じた布ナプキンを使うメリット・デメリットを見ていきます!
メリット
ゴミが出ない
「ゴミが出ない」。これは私にとっては、最大のメリットです。
ゴミが出るのがどうも妙に気になる=ストレスになる性分なので、ゴミが出ないと気持ちがいいです。
においがほぼ気にならない
ゴミになった使用済みの紙ナプキンをすぐに捨てられればまだいいのですが、そうはいきません。
うちの地域はゴミの集荷が週2回なので、においの事もあり使用済み紙ナプキンの待機がちょっとストレスに。
布ナプキンは使用したら洗うので、においが気になりません。
ナプキン切れでハラハラしない
紙ナプキンを買い忘れたときの絶望感。
すごくハラハラします。
このハラハラが布ナプキンだとありません。大げさでしょうか、精神的にラクです。
経済的
超ざっくりの計算をしたところ、紙ナプキンと比較して38000円浮いていました。台湾行けますね。
計算の詳細は以下↓。気になる方はお読みください。
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ざっくりまずは1年分を計算してみます。
前提として私の場合、1度の生理で約400円(夜用・昼用買うのでざっくりの平均)の紙ナプキンを1.5個使用します。
【ナプキン比較1年目】
紙ナプキン:600円/月 × 12ヶ月=7200円
布ナプキン:三つ折りナプキン3つセット 1300円、布ナプキンホルダー×2=2700円、パッド×2=1200円、トータルで5200円。
布ナプキンは6年買い換えなかったので、次は6年使った場合で計算してみます。
【6年ナプキンを使った場合の費用比較】
43200円(紙ナプキン)ー5200円(布ナプキン)=38000円
布ナプキンを使えば、6年で38000円浮くということですね。
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ただ布ナプキンの場合、洗濯のための水道代や洗剤もかかるので一概には比較できません。そして超ざっくりの計算なので厳密な数字はわかりません。
が、とにかく紙ナプキンのように新しく買わない分、経済的には違いないですね。
デメリット
洗濯をする必要がある
布ナプキンを使うなら必須項目がコレ。洗濯です。
雨が降ると洗濯する気がなくなります。
最初は洗うのに抵抗がある
今まで紙ナプキンを使っていた場合は、最初はちょっと抵抗があるかもしれません。
はじめはちょっとドキドキしました。ただ慣れればただの作業なので、抵抗はなくなると思いますよ。
落としたりなど、失敗する場合が
使い始めは、やはり慣れない分失敗があります。
私はトイレの中にうっかり落としたり、そのほか最大の失敗は外出先で落としたことも。
関連記事>>布ナプキン使い始めの最大の失敗談。俺のようになるな。
布ナプキンに限らずですが、慣れるまでは戸惑いがつきもの。
持ち帰るのが面倒
布ナプキンで外出した場合、持ち帰る必要がありますね。
方法は人それぞれですがスプレーなどでちょっと濡らし、ジップロックなどに入れて持ち帰ります。
慣れれば問題ないですが、最初は面倒だなと思ったし、勇気が必要でしたね〜。
ただ持ち帰るのが面倒なら、外出は紙ナプキンにすれば解決です。
自信がついたのが、一番の収穫
さて、ここまで布ナプキンを振り返ってきました。
冒頭でさらっとお伝えしましたが、布ナプキンを使ったことでの一番の収穫、それは「自信がついたこと」。
この自信というのは具体的には
- 災害などで避難生活になった場合に「布さえあれば生理を乗り切れる」
- 紙ナプキンがない場所に行っても、心配がなくなる
例えば万が一避難生活になったとき、生理用の紙ナプキンが支援物資で足りないなら、紙ナプキンはほかの方に使ってもらえるんです。
支援物資は洋服が余りがちなので、それを布ナプキンとして使えます。ただ有事の際には水不足になるので、使い捨てになりますが。
究極的には月経血コントロールができるようになれば、ナプキン自体いらなくなるので完全な自信がつくのですが、そこまで至っていません。
ただ長らく「もし文明崩れたら、生理どうしよう・・」なんて思っていましたから(おそらくさいとう・たかを氏の『サバイバル』を中2のときに読んだ影響)、その心配がなくなっただけで布ナプキンを使った意味はあったなあと思っています。
さいごに
「ゴミが出るのが気になる」「もしもの事があった場合に、布で乗り切れる自信が欲しい」「とにかく長期的に節約したい」
そんな場合は、布ナプキンをためす価値はあると思います。
それに、大人になると生活のあれこれがパターン化しますが、日常に新しい習慣を取り入れるのはそれなりに刺激がありますし、何より楽しいですから。
ちょっとでも興味があれば、ぜひ布を当ててみてくださいね。
ではここまで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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