【斎藤アイロン台レビュー】アイロンがけをはじめて楽しいと思えた、おすすめのアイロン台

アイロンがけがものすごく嫌いでした。
どうにか避けられないかといろいろと試行錯誤してきましたが、やっぱりアイロンがけからは逃れられず・・・。
そんなとき、エッセイ漫画で目にしたのが「斎藤アイロン台(サイトウ・アイロン・ボード)」。著者が「アイロンがけが楽しい」と言っているではありませんか。
そうか、もしかしたらアイロン台を変えたら、アイロンが好きになるかもしれない!
ということで購入してから3年半が経ちました。レビューとともに、3年半使った感想も交えてお伝えします。
斎藤アイロン台は現在5種類ありますが、私が購入したものは立って使うタイプの「斎藤アイロン台HS-06」。
※私が購入した時点では「MS-6」という品番名でしたが、その後品番名が変更。
斎藤アイロン台の立って使う物のなかでは一番安く、またロングセラーの定番商品です。
斎藤アイロン台HS-06の概要
斎藤アイロン台は、じつは100年の歴史があります。
もともと業務用アイロン台として誕生し、「プロのアイロン台を家庭へ」と一般でも使えるようにしたのです。
まずは、そんな斎藤アイロン台のHS-06のスペックからご紹介します。


長さは、左の出っ張った部分から測った大きさです。

アイロンを置く台も付いています。

高さは4段階で調整可能。
一番低く調節すると・・・▼


一番高くするとこんな感じ▼


基本的には立ちながらアイロンをかけるタイプのアイロン台ですが、イスに座ってかけられます。
もちろん折りたためます。収納時に便利▼

折りたたんだときの厚さは、多めに見て10㎝くらい ▼

金具までを含めたときの厚さです。
斎藤アイロン台の使い方
私はこれまでアイロンを適当にかけていました。
が、送られてきたアイロン台にはアイロンの掛け方についての説明書が同封。これを機に斎藤アイロン台直伝の方法を着実に実行してみることにしたのです。

説明書には4つの服のアイロン掛け説明があります。
・ワイシャツとブラウス
・上着
・スラックス
・スカート
といっても、スカートは4行くらいの説明なんですけどね。ワイシャツとブラウスはがっつり説明されてます。
ここでは、ワイシャツのアイロンがけを例にご紹介しますね。
斎藤アイロン台で、ワイシャツにアイロンをかける

では説明書通りにアイロンをかけていきます!
1. そで口からかける

あまり見慣れない形のアイロン台。この出っ張りの部分を早速使います▼

ちなみにこの場所を使えば、帽子も型崩れせずにキレイに仕上がるらしい。
2. そでを仕上げる

説明書には「そでの仕上げは裏から縫い目を端にして袖山線を作り、表に返して仕上げます。・・・」と書いてありますが、ちょっとよくわからないのでとりあえずキレイにします。
3. 襟を仕上げる

アイロン台の中央を使って、襟部分を仕上げます。

アイロン台が円を描くように湾曲してるので、襟がぴったりとフィットします。
アイロンがかけやすい! この工程、好きです。
4. 肩部分をアイロン
次はアイロン台の出っ張った部分にそでを引っ掛けて、肩部分をアイロンがけ。

斎藤アイロン台を使うまで、肩部分は一度もアイロンかけたことがなかったですね・・・存在すら意識したことがなかった。
5. 左前身をしっかりと仕上げる
アイロン台の右側の四角い部分にシャツを引っ掛けます。

ガバッとしっかり引っかかるので気持ちいい!
手前から向こう側にアイロンをかけると、シワにならずにキレイに仕上がるらしい▼

この工程もめっちゃ楽しいですよ・・・!
立ってアイロンをかけたり、ときにイスに腰掛けて作業していますが、立って行うと速いしラクです。
今までは床にしゃがみながらアイロンがけをしていたので、「立ってアイロンをかけると速い!」と気づきました。
6. うしろ全体にアイロンをかける

うしろ全体にアイロンをかけたら、最後にタックを軽く押さえて仕上げます。
アイロン台の幅が45センチと広々なので、一気にガーッとかけられて時間短縮になる気がします。
7. 右前身を仕上げて終わり!
前の写真で言うところの、シャツの手前をつまんで向こう側に送ります。

そしたら、手前から向こう側に向かってアイロンを。するとシワにならずにきれいに仕上げられるとのこと。

完成!

ジャーン!
マニュアル通りにアイロンをかけると、本当にシャツがピシッとしますね!クリーニングに出したみたい。
斎藤アイロン台のいいところ、好きなところ
斎藤アイロン台を3年半使っていて感じた、いいところや好きなところは5つあります。
・仕上がりがきれい
・ストレスがない
・汚れや傷み具合がわかる
・カバーなどの部品が買える
・アイロンがけが楽しくなった!
各いいところを、詳しく見ていきます。
仕上がりがきれい
誰もが認めるくらい手先が不器用な私。
そんな不器用な人間ですらきれいに仕上げられる斎藤アイロン台はすごい! アイロン台でこんなに変わるんだ! と思いました。


・・すごくないですか??
アイロンがけの後に「きれいになった!」って思ったこと、じつはこれまでなかったので(←)、初めての気持ちですね。ちょっとした感動があります。
ストレスがない
斎藤アイロン台を導入する前は、スーパーで買った安くて小さいアイロン台を使っていました。
が、これが使うたびにストレスが溜まったんですよね。
というのも、台とカバーがピーンとしていないので、アイロンをかける度に、シャツはもちろんのこと台のカバーも一緒にヨレていたんです。
それが今はそんなストレスは皆無だし、むしろサーッとかけられるから気持ちいいのです。
幅が広いのも、ストレスがない一因ですね。幅が広いからサササーっと一気にかけられるので。
汚れや傷み具合がわかる
図らずも念入りにアイロンをかけられるからでしょう。
シャツの色褪せ具合やシミなどに気づくようになりました。
洗濯を干すときにもシャツを見ますが、今まで気づいたことはありませんでした。以前のアイロン台でもなぜか気づかなかった。
カバーなどの部品が買える
末長く使える大きなポイントです。

カバーやフェルト、脚などがバラ売りされています。
先日斎藤アイロン台さんと電話をしたとき「フェルトやカバーはどうしても傷んでいく」と言っていました。アイロン台に限らず、買ったときの状態で一生快適に使い続ける物はほとんどありません。
が、部品をバラ売りにしてくれているので、傷んできた部分だけを替えながら、使い続けられるのはすごくありがたいことだと思います。
今はゴミを出すのもお金がかかる時代ですからね。
いいものを長く使いたい。そんな願いがある方にもぴったりではないでしょうか。
アイロンがけが楽しくなった!
そう、何が変わったって、アイロンをかけるのが嫌じゃなくなったんです!
むしろ楽しい。
めんどくさがりな自分がこんな風に変われるなんて思わなかった。
なめらかに思いっきりアイロンをかけられるし、きれいになる。服もピシッとして気持ちがいい。
頭を空っぽにした時にはアイロン掛けに集中したり、ラジオやテレビをつけて「ながら」もできるので、そんな時間も貴重だったりします。
「アイロンやだ、やりたくない、だけどやらなきゃ」のネガティブな感情がなくなったのは、すごく大きいことですね。
斎藤アイロン台の注意点
そんなステキな斎藤アイロン台ですが、購入前に注意したい点もあります。
それは、「大きい」こと。
この1点ですね。

折りたたんだ状態で、端から端まで測ると約118㎝です。
届いた日は、わかってたけど正直「大きいな」と思いました。
収納に入れるなら収納の大きさをチェックして、部屋に置くのであればどのくらいかをきちんとイメージしてから購入しないと「でか!」って思うことでしょう。
大きさは問題ないか? そこさえクリアすれば、後悔はしないんじゃないかなあと感じます。
斎藤アイロン台HS-06レビューまとめ
斎藤アイロン台HS-06についてレビューをしました。
斎藤アイロン台は、はじめてアイロンがけを「楽しい」と思わせてくれました!
ちなみに立って使うスタンドタイプは3種類あります。その中で今回レビューした「HS-06」は、ロングセラー商品で、おまけに一番安いです。
他のタイプ(HS-07、HS-17)は、HS-06を進化させたようなアイロン台なので、アイロン台にこだわりがある人によさそうだなあと思います。
しかし私のように「アイロンがけが好きになったらいいな」「快適にスーッとかけられるアイロン台がいい」なんて人にはこのHS-06で十分でしょう。
なぜなら3年半使って、スペックに不満に思ったことは一度もないので。
また、スタンドタイプではなく座ってアイロンをかける「フロアタイプ」も2種類あるので、生活に合った方を選びたいですね。
余談
最後に余談ですが、斎藤アイロン台さんと電話でお話したときに営業が上手じゃなくて(すまん)、不器用で一生懸命な感じで逆に信頼できました。保留にしないから全部こっちに聞こえてたりとか 笑。
商売人っていうよりも、職人ぽいなって思いました。