3歳子どもが幽体離脱的な体験を話し始めていろいろとびびった話

3歳9ヶ月の息子が、幽体離脱的な体験を急に話し始めてびびった。

ことの始まりは、息子が出かけ先でちょっとした高さから落ちて、頭を段差の角っこにぶつけてしまったこと。

おでこ辺りが深めに切れてしまい、出血し、泣いた。

速攻で家に帰り、傷の手当てをして、休日の夕方以降の出来事だったので緊急の病院へ連れて行った。

ここで突然の余談だが、夫は平均よりも心配性だと思う。

ケガをした現場に一緒にいたのは夫で、私はその瞬間を見ていなかったことも関係しているのかもしれないが、息子のケガを見たときに「おお、血が出ちゃったのか。家戻ったら消毒するか」くらいの反応だったのだが

夫は「これは縫うことになるかもな・・・、緊急で受け入れてくれる病院を早く探さないと・・」とかなり狼狽していて、私としては「縫う・・!?」と驚いた。

私自身傷口を縫ったことがないので、縫うのはそんな日常的なものなのだろうか? とりあえずケガ一つとっても、人によって捉え方が随分違うなと思った。

しかし夫のあまりの心配ぶりに、戸惑ったものの、功を奏したことがある。

というのも傷口を塞ぐ強力な絆創膏のようなものをどうしても買いたいと夫が熱望するので、薬局に寄り夫が指定する「キズパワーパッド」なるものを購入した。

結果的に、緊急で行った病院では「これが良かったと思う。傷が迅速に塞がったから縫わなくても大丈夫」と言われたとのことだった。

とにかく病院では(脳神経外科に診てもらった)、縫わなくても大丈夫だし、神経も大丈夫、と言われホッと一安心だった。

しかしその日の夜、お風呂後にブロックで遊んでいた息子がピタリと動きが止まったと思ったら何やらボーッとした感じになったというか、とにかく数秒時間が彼の中で止まっていたようだった。

そしてその後、

「今、息子ちゃんねー、上に行っちゃった」

と急にこちらを向きながら話し始めた。

何の話をしているかわからず、え?どういうこと? と聞き直しても、同じことを言う。

「今ね、上に行っちゃったの」

「上に行ってね、蛇がいた」

3歳の息子は、こちらの言うことは大体わかるようだし、会話もできる。ただ話している内容は子どもなのでどこからどこまでが事実なのかはわからないが、まだ創作まではしないように思う。

上に行っちゃったってどういうこと? と聞いてもハッキリしない。

しかし続けて話を聞いていると

「上に行っちゃって、そしたら蛇がいた。蛇はピンク色で、何匹かいた」

ということだった。

そして数秒後、ふだんの息子に戻ったようになり、ボーッとした感じもなくなり通常仕様の息子になった。

夫が部屋に来たので、息子に「さっきの話をお父さんにして」と伝えても、すでにどういうこと?みたいな感じになっている。

なんていうか、すごくびびった。

頭を打った後の出来事だったし、ふだんは言わないようなことを言っていたし、それを話している時や、話す前の止まっていた感じもふだんの様子とは違ったし、蛇とかどこにいたのかわかんないけど屋根裏にいたりしたら怖いし。

子どもだから、まだあの世と交信しやすい状態なのか。それとも傷が第三の眼の近くだったから、半分開いちゃったのか。

上に行ったって、幽体離脱的なことをしたのか。

とにかく頭を打った日の出来事だったので怖くなった。頭は大丈夫なのか、この後倒れたり、妙な能力が開発されたりしたらどうするか。蛇が出て来たらどうしよう。

結局この日も次の日も何も心配するような症状は出なかった。蛇は怖いがピンクの蛇はいないだろうから(多分)、蛇は金運と考えることにし、いいことが起きる前兆を予言してくれたと思うことにした。

とにかく、子どもが頭を打った日は特にドキドキするし、ふだんとは違う様子や違うことを話し始めると妙にびびる。

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