【レビュー】早く買えばよかったベビースリングのカドルミー。0歳・1歳で超助けられた!

赤ちゃんってこんな抱っこするもんだったのか! の驚きに満ちた産後でした。
赤ちゃんが起きてる間は、授乳中以外はずっと抱っこ。代わってくれる人もいない・・oh・・ツライネ・・
そんなつらさを解消したくて手を伸ばしたが、ベビースリングの「カドルミー」でした。
あまり寝ない赤ちゃんで、起きてる間は泣いている超抱っこ魔だった息子。「つらい、大変」がピークで、ワラにもすがる気持ちでポチったカドルミー。
家でも、お出かけにも、寝かしつけにも、さらには1歳8ヶ月の現在になっても使うとは当時は思いもしませんでした。
カドルミーって、どんなベビースリングなの?

ベビースリング・・・抱っこひもの一種。多くはたすき掛けにした布地部分に赤ちゃんをスポッと入れて抱くタイプのものを指す。
アメリカ市場で流通している、もっとも優れたベビー製品に与えられる賞iPerenting Media Award(アイペアレンティング・メディア・アワード)を受賞した「カドルミー」。
なんだかすごそうですが、いったいどんな特徴があるのか? 紐解いていきましょう。
特徴その1: ニット製
ベビースリングは数あれど、カドルミーは珍しいニット製。編まれた生地でできている製品、ということですね。
ニットというと毛糸のセーターを思い浮かべるので、暑いんじゃないの?なんて思いますが、セーターとはまったくの別物。暑くないです。
素材は綿65%、ナイロン35%のコットンタイプ。
伸縮性があり、通気性がよい特徴があります。

ニットと聞くと目があらいイメージがありますが、カドルミーはしっかりした厚めのカチッとした作りをしています。
2. 優れた安全性

カドルミーは縫い糸に至るまで、すべて日本産。
また「エコテックス規格100製品分類Ⅰ」の認証を取得しています。
これは繊維製品における安全性の国際規格で、4分類中「製品分類Ⅰ」は一番厳しい規格。
つまり、原材料から縫糸、ラベルまですべて健康を損なう有害物質が含まれていないことを証明しています。
ベビー用品だからこそ、いつもよりも安全性が気になるところ。機能性や見た目も重視したいですが、安全性は何よりも大事にしたいポイントです。
3. 5種類の抱っこの仕方ができる
後述しますが、いろいろな抱っこができます。
横向きにしたり、前向きにしたり。月齢や気分に合わせて変えられて便利です。
カドルミー愛用者が語る、「ココが便利!」

さて、ここからはカドルミー愛用者のわたくし、ヨシタカが思うカドルミーの便利なところをご紹介します。
・シンプルな作り
・装着がカンタン
・新生児から使える
・小さくたためる
・1年中使える素材
・洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えて清潔
詳しく見てみましょう。
付属品なしの、シンプルな作り

見てください、このシンプルな作りを。
リングやファスナーなど何もついておらず、布だけ。
私はめんどくさがりでして・・シンプルな作りの方が使い方や管理、お手入れが複雑ではなく、考えることが少なくて済むので便利です。
装着がカンタン
口コミを見ると、カドルミーに限らずベビースリングは「使い方がわからない」が多く見られます。
確かに最初の2回までは、要領がつかめずその間息子は泣くしで変な汗をかきました。
ですがシンプルな作りなだけあって、装着はカンタン。
片っぽの肩を通して、赤ちゃんを袋部分に入れるだけです。
(※新生児〜3、4ヶ月までは逆で赤ちゃんを入れてから、首・肩を通す)

慣れれば頭では何も考えなくても体が勝手に動きます。
どのベビースリングもそうだと思いますが、結局は「慣れ」なのですよね。
新生児から2歳まで使える

新生児〜2歳まで使えます。
月齢によって抱っこの仕方を変化させてあげることで、長く使えます。
具体的には5種類の抱っこの仕方をできます。
【新生児〜3・4ヶ月:ゆりかごスタイル】

頭を出しても。

【首がすわった頃(4ヶ月)〜12ヶ月:よりそいスタイル】

私はよりそいスタイルで使うことが多かったです。赤ちゃんが勝手にこの格好になっていったんですよね。
【4ヶ月〜12ヶ月:みはらしスタイル】

見晴らしてますね〜。
夫はよくみはらしスタイルをやってました。
【4ヶ月〜12ヶ月:おすわりスタイル】

私はためしたことがないのですが、授乳にも便利な抱き方らしいです。
【座れるようになった頃〜2歳:こしかけスタイル】

大きくなってからはたまにやっていました。
上記はすべて取扱説明書に載っていた抱っこの仕方ですが、夫はこれ以外に自分で何か編み出して好きに使っていました。
小さくたためる

一般的な抱っこひも(↑写真参照)は、カバンに入れて持ち運ぶのはかさばって難しいですよね。
一方で、カドルミーは小さくたためます。
持ち運びできるサイズになるのは、本当に重宝します。
Lサイズは400グラム、Mサイズは380グラムあるので超軽いわけじゃないですが、持ち運んで使う場面は本当に多いので助かります。
1年中使える素材

春夏秋冬、ずーっと使っていました。
「ニット」の文字イメージが冬なので「ニット生地は蒸れたりしないか?」と心配になるかもですが、ニットは“編んでいる”という意味であり・・
ニット生地は元来通気性がよいという性質を持っています。
赤ちゃんを中に入れる重みでスリングが伸びるので、編み目が広がり、より通気性が良くなります。綿と吸湿性に優れたナイロンが蒸れをより緩和させます。(引用:カドルミー取扱説明書)
実際使っていても、「蒸れる」の感覚はなかったです。
もちろん猛暑は抱っこ自体がお互い暑いので、カドルミーで暑い、というより「抱っこが暑い」です。
洗濯機でじゃぶじゃぶ洗える
家で洗濯できるので、手軽に清潔を保てます(ネット使用)。
頻繁には洗っていませんが、型崩れも今のところありません。
実際に1年8ヶ月使った感想

カドルミーがあったからこそ、生後間もない頃を乗り切れました。
「カドルミーがあってよかった・・・(涙)」と思った場面はと言いますと。
・昼間の寝かしつけ
・寝つきが悪い夜の、寝かしつけ
・泣いてるとき
・お散歩、お出かけ
・ちょっとそこまで出かけるとき
あらゆる抱っこが必要な場面すべてです。
本当に今までどれだけお世話になったことでしょうか。私の右腕と言っても過言ではないほどに、大活躍してくれました。
小さな頃はとくに、家でも、どこに行くにも、いつでも一緒でした。
体力を支えてくれた
産後の渦中にいる時には気づきにくいですが、体力がなくなっていたようです。
ふつうに抱っこを長時間しているとまじで疲れますが、カドルミーが「疲れる」を6割負担してくれた感じです。
気持ちに余裕ができた
日中あまり寝ない赤ちゃんだったので、昼間ぐずっていると抱っこをして「早く寝てくれないかな、いつ寝るんだろう」と思ってました。
それだけで頭がいっぱいになって、余裕がなくなってたんですね。頭に隙間がないというか。
それがカドルミーを使ってから、音楽を聞いてみたり、音楽に合わせて踊ってみたり、こう・・・ちょっとした「自由」を感じられるようになった感じがします。
体力的にキツイと「つらい」方に意識がいってしまうけど、カドルミーが支えてくれるから「音楽」など外側に意識を向けられるようになりました。
寝かしつける時間が短くなった(気がする)
実際に寝かしつけにかかる時間が短くなったかは測っていないのですが、体感としては短くなったと思います。
ラクになったぶん、時間が短く感じるのかもですが。
タイミングもあるでしょうが、カドルミーの中に入れて、散歩したり体を揺らしてると気がつくと赤ちゃんがスヤスヤ寝ていました。
夫婦で兼用できてよかった
カドルミーのデザインはいろいろありますが、基本的に夫婦兼用しやすい見た目です。
いまいちだったところ

次はイマイチだな〜と思ったところを見てみましょう!
色
いやいや、あんたが選んだんじゃ・・って声が聞こえてきます(笑)。
カドルミーは色やデザインの種類がいくつもあります。
我が家は「ライム色」のカドルミーを使っているのですが、じつはこの色が最初はあまり好きじゃなかったのです。色自体はいいのですが、地味なのが欲しかったから。
じゃあなんで選んだのかといえば、amazonでライム色だけお安くなってたのです。迷いましたが金欠のため背に腹は変えられないということで、購入しました。
使っていくうちに好きになりましたが、できればしっくりくる色を選びたかった。
単色、リバーシブルのデザインがあります。


思ったよりもかさばる
持ち運びたかったので、かさばらないスリングを欲していました。
カドルミーは、生地がしっかりしています。厚手。なので小さくたためるけど、期待よりはかさばります。
ただ強度の面から言えば、しっかり厚手の方がいいですから不満はないです。
両手はあかない
片手で支えて使います。なので両手がフリーにはなりません。
ただそれまでは片手すら空かなかったので、片手がフリーになっただけで満足なのですけどね。
早く買えばよかったカドルミー

カドルミーを購入したのは、生後6週間目。
しかし新生児から使えるわけで、もっと早く買うんだったと後悔しています。
息子はよく泣く赤ちゃんで、新生児時期も抱っこの嵐でした。日中は一人での対応なこともあり、そしていろんなことが相まってワタクシ半死状態だったのです。
関連記事>>新生児の育児がつらすぎる。一番キツかったときの話と、その対策
これは道具で解決せねば。そう思い里帰りしていたので母に「抱っこひもみたいの買おうと思う、抱っこが大変だから」となんの気なしにしゃべってみたところ大反対されました。
母も初孫で瞳孔開きぎみっていうか、、まあそんな感じでして読んで字のごとく大反対されました。私は反論する自信も気力も体力もなく、「そういうもんなのか・・・」と5週間目までは買わずに半死状態で抱っこしていました。
が、里帰り先から自宅に戻って購入してからは、本当に雲底の差。もしかしたら時期的なことも関係してるかもですが、大げさでなく、生き返りました。
今思い返せば、もっと早く買えばよかったです。気力をそこでふり絞れば、その後がホント楽になったのだから。
子育てって、人手がなければ、道具に頼らないと倒れてしまうと思います。
カドルミーQ&A

さてお次はカドルミーでよくある質問をまとめてみました。
取扱説明書に書いてあることと、私自身の経験からお答えします。
Q 赤ちゃんは苦しくないの?
立体的に設計されているので、袋の中のスペースは赤ちゃんが自由に手足を伸ばせる十分な広さがあります。その上、伸縮性のあるニット素材なので赤ちゃんは自分で好きなスペースを作ることができます。
カドルミーに限らず、スリングにはよく出る疑問点ですね。
実際は赤ちゃんに聞いてみないとわからないですが(笑)、私は感覚的には「別にまったく苦しくなさそう」と感じました。
スリングは、はたから見ると苦しそうに見えるのかもしれないです。実際に使ってみると、そう思わないのですけどね。
Q 赤ちゃんが丸まっているようですが・・・
赤ちゃんはあまりにも「丸まって」いるように見えるかもしれません。でも新生児にとって丸まってるのは自然の姿勢であることを思い出してください。疝痛・夜泣きやむずがる赤ちゃんも、丸まるとすぐにやすらぎます。
こんな口コミもありました↓
私の1ヶ月検診にカドルミーをつけて赤ちゃんを連れて行ったら、助産師さんが「お腹の中にいた時みたいにまあるい姿勢になるから、赤ちゃんが安心できて素晴らしい!これはオススメしよう!」と商品名をメモしていました^ ^
(引用:amazonカドルミー口コミ)
Q スリングの中で赤ちゃんは安全?
どんなベビー・キャリアでも安全性は最も重要な要素です。それには赤ちゃんを支え、包み込む必要があります。しっかりと袋で背中を覆って支えてあげてください。また、入り口が狭いのは赤ちゃんの出し入れに少々不自由ですが、赤ちゃんを守るのに大切なことです。
Q サイズはどう選んだらいいの?

上記表は、公式サイトが提示するサイズ表です。
カドルミーではサイズ選びが難しい、という口コミを度々見かけます。
口コミやブログなどをチェックした結果、180センチのパパでもMサイズで大丈夫だったという感想もあるほどですし、ほとんどの人がMサイズでよいと思います。
私は先述の通り、身長164センチですがLサイズをチョイス。なぜなら当時セールで安くなっていたのがLサイズだけだったから・・・・。
Lサイズでも使えましたが、Mの方がピッタリだったろうなと思いました。
【Lサイズの使用感】
私(164センチ・ガタイよし):大きめだな。でも使える。
夫(173センチ):大きめだな。でも使える。
赤ちゃんを入れると重みで下に下がるので、股近くまで下がった時に「Lは大きすぎたかな」と感じました。
サイズ表では私サイズはM or Lだったので、Lでも平気だろうと思っていたのですが。
でも慣れたら「こういうもんか」と気にならなかったので、そのまま使い続けています。
お直しサービスがある
ちなみにカドルミーには、お直しサービスがあります。
“大きなサイズを小さくするお直し”です。
購入から3ヶ月以上経過している場合は、2160円(税込)+代引き手数料324円がかかります。
最近このお直しサービスを知りまして、私はサービスを使ったことがないので詳しくお伝えできないのですが、詳しくはこちらをどうぞ↓
「カドルミー」は、amazonだと割引になっていることが多い
カドルミーを通販で買う場合、公式サイトや各ネットショップで取り扱いがあります。
amazonの場合、どうしてそんなことが起こるのか不明ですが、色やサイズをいろいろチェックしていくと「なぜかこの色だけ割引」「なぜかこのサイズだけ半額」などに出くわします。
私もamazonで割引になっているものを買いました。
おわりに
首がすわる前に使える抱っこひもを探してる。ワンオペが多くて抱っこがつらい。赤ちゃんがとにかく抱っこを要求するタイプ。
ならばカドルミーは、きっとあなたをやさしく助けてくれるはずです。
ではここまで読んでくださいまして、ありがとうございました!