コロナになった38歳女性のリアルな経過記録
PCR検査の結果、コロナ陽性が判明しました。
経過を記録しておきます。
前提:我が家の概要
夫婦、4歳、0歳の4人家族。
東京在住。両実家遠方。
コロナになった人→ワタクシ (38歳女性) 。基礎疾患なし。ワクチン接種1回
コロナになった私のリアルな記録 【2022年7月末〜】
経過記録:1日目
夕方、突如として「頭痛? いや、頭痛ってほどでもないけど少しフラフラするような?」と感じ始める。
熱は36.9℃。
平熱だが、体の様子は私が熱を出したときのそれだ。
どんどん倦怠感がひどくなってきて、関節も痛くなってきた。10分後、再度熱を測る。
え、急に38℃。
あっという間に上がったのでビビる。
体調不良の原因は「エアコン付けて寝たからかな?」と思っていた。しかしこんなに急激に熱が上がることはこれまでなかったので、ちょっといつもと違うかも、と感じる。
時を追うごとに倦怠感が増すが、味覚・嗅覚は普段通り変わりなく、呼吸が苦しい、咳が出る、の症状は出なかった。
この日はダルいよりもお風呂に入りたい気持ちが勝っており、そして入れる体調だったのでお風呂(といってもシャワーのみ)に入る。
前回の計測から1時間後には、39.3℃になっていた。
とはいえ意識もハッキリしており、我慢できないほど辛い!なんてこともなかった。シャワー浴びられたくらいだしね。
発熱外来は電話が繋がりにくかった
かかりつけ医がいない場合、「東京都発熱相談センター」に電話をすれば相談に応じてくれる。
ということでかかりつけ医がいない私は、まず発熱相談センターに電話をした。とはいえ私が感染した頃、居住している東京は感染者が4万人を超えていた。
なので予想はしていたが、混み合っていて繋がらなかった。
2回かけて繋がらなかったので早々にあきらめ、「東京都発熱相談センター 医療機関案内専門ダイヤル」の方に電話をすることにした。
発熱しているのだし、結局病院に行って検査してもらうことになるのだから、最初からこっちでよかった。
21時頃に電話をしたが、すぐに繋がった。
オペレーターの方に近所にある3つの発熱外来がある病院を教えてもらう。
東京都発熱相談センター(看護師、保健師が対応)
●電話番号:03-6258-5780、03-5320-4592(24時間、土日・祝日を含む毎日)
●対応言語:日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、タガログ語、ネパール語、ミャンマー語、タイ語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語
東京都発熱相談センター 医療機関案内専門ダイヤル
●電話番号:03-6732-8864(24時間、土日・祝日を含む毎日)
●対応言語:日本語
引用元:東京都発熱相談センター
1日目のナイス
帰宅中の夫に、体に違和感を感じた段階で「体調崩した」と連絡をした。
そのため帰りにたくさん食材を買ってきてくれた。
私が陽性だった場合、家族も外に出られなくなるのでナイス夫である。
また1日目のまだ頭が働いて体も動く状態のときに、システム上で子どもの保育園への連絡、お風呂に入る、調べ物をしておいてよかった。後ほど書くが、2日目は気力がまるでなくなったからだ。
経過記録:2日目
朝起きると喉が痛い。
これもまたエアコンのせいかと思っていたが、のちに陽性反応が出たので、エアコンのせいではなくコロナが原因だったのだろう。
イガイガするのでトローチをなめる。
喉は痛いが、咳は出ない。
頭痛もたまに軽く感じるくらい。
ただ倦怠感がすごくて、とりあえずずっと寝ていたい、横になっていたい。
食欲がまるでなく、ポカリと水を飲んで過ごす。
0歳の下の子がミルクストライキに入ってしまったため、母乳の生産を目的として豆乳をかけたグラノーラを少々食べる。
前日夫にグレープフルーツを頼んだが、グレープフルーツを半分にしてスプーンで実をすくって食べる気力がなく(普段は何気なくやっている食べ方であるが、寝ながらではできない&筋力使いそうで想像しただけでだるい)、冷蔵庫にて待機のままとなった。
幸い我慢できないほど辛いということはなく、気力がないだけで、とにかく寝ていたい日だった。シャワー無理。
体温は、38.3℃。
発熱外来へGO
GO! なんて気分ではなかったが、発熱外来に行くために電話をする。
やはり電話は混み合ってて繋がらなくて「うむむ東京都4万人感染もダテじゃない」と2回電話して寝る。
また起きたタイミングで電話をするが混み合って繋がらず。重症じゃないからコロナとみなして自宅療養をすればいいだろうか、と早くもこの日に外来に行くのをあきらめていたが、夫がいつの間にか電話して予約を取ってくれていた。よく繋がったな。
時間になり、発熱外来へ。病院は通常徒歩5分くらいだが、15分くらいかかった。
お年寄りはもしかしたらこの感じがデフォルトなのかな〜、大変だなーと思ってたら到着。
病院では、通常の診察室とは別の物理的に風通しのいい場所に設置された、野戦病棟みたいなところで検査をしてくれた。
PCR検査は初めてだったが、唾液の提出だけだったので安心した。
痛いのとかイヤだな〜とちょっと思っていたので。
痛いのは何もなかった。
家に解熱剤(カロナール)がなかったので、処方箋をもらい、薬局で薬を出してもらう。
野戦病棟での診察 約2700円、解熱剤 約550円。
解熱剤は「熱で辛くなったら飲んでね」とのこと。
検査結果は、病院の休みを挟むため2日後になった。
授乳はOK
0歳の赤ちゃんに授乳中で、陽性の場合授乳してもいいのかな?と不安があった。結果としては、授乳しても問題ないそう。
部屋を分ける
夜は寝かしつけやエアコンの在りかの関係で一緒に眠ったが、それ以外は部屋を分けた。
この日から私は家族と接する時にはマスクを着用。
経過記録:3日目
体温は37.1℃。
気力は徐々に戻ってきて、本を読もうかな〜、くらいには回復してきた。
実際に、理解度は低い気がしたけど読めた。
一日中寝てなくても大丈夫。食欲も、積極的には食べたくないが「ちょっとは体のためにも食べないとな」と思えるほどに。
カットフルーツ、プリン、グラノーラが食べられた。
しかし家の中を行き来するだけで息が上がる。
子どもの「ちょっと来て〜」の「ちょっと」がハードで行けなかったり。
シャワーは気力がなかった。
3日目、怖かったのが子どもの寝かしつけが終わった後、何か食べねばと果物を食べてる途中、急に息苦しくなったこと。手が少し痺れていて、息が上がってるのがわかった。
すぐに布団に横になり、落ち着くまで横に。
結構息苦しかったので、深呼吸に近い呼吸をしてみたり、水分を摂ったり。
手の痺れはただ単に同じタイミングでただ痺れただけなのかもしれないが、血液のめぐりが悪いのか?と思い(私が勝手に思っただけのことなので読み物としてお読み下さいね、医療関係者ではない素人です)第二の心臓と呼ばれるふくらはぎのポンプを働かせるために寝ながら足首を上下してみたり。
一瞬救急車が頭をよぎる瞬間があったが、深呼吸に近い呼吸ができるし、肩で息してないし、横になれるから大丈夫かもなと考えてるうちに徐々に呼吸は落ち着いた。
息苦しさは家族と同じ部屋にいる際にはマスクをしてたからか、コロナでなのかわからない。
でも怖いと思ったのは、「この息苦しさはどの程度やばいんだろう」と判断がつかなかったことだ。
本当の本当にまずいときはわかると思うが、それよりもちょっと下の段階が判断つかなかった。
ということで、自宅療養の際、救急車をお願いする目安はこちらをご参考に▼
救急車の要請やかかりつけ医等に連絡する目安(PDF:803KB)
経過記録:4日目 陽性の結果が出る
4日目も37.1℃。
予言通り午前中に病院から電話があり、PCR検査の結果陽性だったとのこと。
陽性となると、その後SMSにて厚生労働省、保健所から連絡がある。
宿泊療養施設についての案内も、保健所のSMSに記載があった。
依然として味覚・嗅覚は正常。倦怠感はだいぶなくなってきて、欲求や義務感が少しずつ出てきた。
声の張りはなく、大きな声は出せない(感染が怖いので出ても出しませんけども・・)。
昼間は横になってるだけで、眠らなくても体力が持つようになってきた。
シャワーもできた。
喉が少し痛い。電話で話した人からは「声が少しおかしい」とのことだったので、喉が実際にやられているようだ。
食欲は少し出てきて、冷やし中華、ところてん、と喉越しのいいものなら食べられた。
コロナが直接の原因かどうかは不明だが、軽い下痢が始まる。
パルスオキシメーターの配達をお願いする
前日の息苦しさで怖くなって、客観的・数値的な指標が欲しくなった私は「パルスオキシメーター」の配達を依頼した。
東京都で自宅療養をする場合、パルスオキシメーターの貸し出しをしている(他の地域も行なっている可能性もあるので、お住いの地域で調べてみてくださいね)▼
パルスオキシメーター:血液中の酸素飽和度をはかる機器
知らず知らずのうちに重症化してしまうのも防げるし、個人の我慢強さに拠らずに判断できるのもいい。
数値がすべてとは思わないが、精神安定剤的な立ち位置として有効なはずだ。
食料品配達
また、食料品の配達のサービスもある。こちらは多くの自治体で行なっている模様。
東京都では2022年7月末現在、対象者は以下の通り。
同居されている方や知人から買い物の支援を受けられない方、またはインターネット通販や宅配サービス等での食料品の調達が難しい方など、食料の調達が困難な方
もっと詳しく見る>>うちさぽ東京の食料品配送について
我が家は対象ではないので食料品は頼まなかったが、陽性になって初めて、公共からのサポートの厚さと病院と保健所の連携や、連絡などの仕組みなどに驚いた。何もかも自分でやるもんだと思ってたし、それが当たり前だと思ってた。
同居家族の待機期間
陽性となった場合、同居する家族の待機期間の基本的な考え方は「感染対策を開始した日から5日間の待機」。
もっと詳しく知る>>東京都福祉保健局
経過記録:5日目 元気になってくる
パソコンでこの経過記録を書くくらいに回復。
37.0℃。
倦怠感もあまり感じない。
軽い下痢。
喉がイガイガし、咳が出始めた。回復してきたから、「こいつはもうダメだ、他の人間に移ろう」と思っているのだろうか。
元気になってきた証拠だろう、「自宅療養、あと6日長すぎる」と感じるまでに。って一番大変なのは夫なのですが。
※有症状場合、発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快(解熱剤を使用せずに解熱し、呼吸器症状が改善傾向)後72時間経過に療養解除できる。簡単にいうと、自宅療養期間は基本的に10日間。発症日を0日目として数える。
経過記録:6日目
37.0℃。
食欲がほぼ戻ってくる。
しかし米を食べる元気は出ず、冷やし中華やところてんを好む。
コロナといえば味覚がなくなる、というのが特徴的だと以前は思っていたが、私の場合嗅覚味覚は一貫してしっかりあり、
6日目になるとむしろ舌が鋭敏に・・。
今まできちんとご飯を食べていなかったから、久しぶりに食べた影響ですべてが普段よりもしょっぱっく感じるのだろうか?
軽い下痢はなくなる。
喉は軽く痛いまま。咳がたまに出る。
家族は奇跡的に誰も症状が出ず。翌日から家族の自宅待機は解除に。
経過記録:7日目
37.0℃。
喉が軽く痛いまま。咳はごくたまに出る。声は普段のボリュームが気づけが出なくなっている。
ウィスパーボイス。
普段声を張ってるつもりはまったくなかったが、知らず知らずのうちに喉の筋肉使ってたんだなと感じる。
0歳娘の肌荒れがひどいことになっていたので、自宅待機が明けた夫に病院に行ってもらうと手足口病だった。ひどいあせもかと思っていた。
経過記録:8日目
37.0℃。
未だにトローチのお世話になっている。眠い。
咳はほぼ出なくなってきた。ウィスパーボイスのまま。
食欲はどんどん出てきて、米は未だに食べたくないけど「何かないかな?」と冷蔵庫をのぞくようになる。
とりあえずところてんを大量に消費する。
0歳娘のお世話をいろいろとできるようになる。
経過記録:9日目
36.9℃。
夫が会社から送ってもらったキットで抗原検査、PCR検査をするといずれもセーフ。
症状が出ていないだけで陽性なのではと思っていたが、奇跡的に移らなかったようだ。
移ってないのが信じられなすぎて、自らの陽性を疑う。
トローチのお世話になっているままだが、喉の痛みもほとんど癒えてきた。
0歳娘の遊びに付き合うのも苦ではなくなってきた。
ただ眠い。
経過記録:10日目
36.9℃。
ほぼ回復したと言える。トローチはまだなめているし、少しだけ喉の痛みを感じるが、罹患前と同じくらい声が出るようになってきた。
眠いけど、生活に対してやる気が出てきた。バラエティを見て、おもしろいと感じる。
日常の心配事などそれまでどうでもよくなっていたが、「あれしなきゃ、これしなきゃ」の日常の用事をいくつも思い出す。
罹患前は「やることが多すぎる」と思っていて、罹患中は「あんなやらなきゃいけないことを抱えていたのに、本当は何も抱えていなかったのでは?だってほら、何もしなくても大丈夫だし」なんて思考回路になっていた。しかし再びやることが思い浮かんできたことにより、日常が戻ってきた足音が聞こえる。
しかし普段自分を追い詰めてるだけで、もしかしたら実際、やらなきゃいけないことって少ないのかもしれないな。どうなんだろ。
経過記録:11日目
36.9℃。
自宅療養最終日。
ほんの少しだけ喉の痛みがあり、眠気はあるものの、全快に向かっている。自宅療養が明けるタイミングで全快になりそう。
明日で明けると思って過ごしていたから、無意識的に体をそのように調整していたのかもしれない。
声のボリュームもほぼ戻った。本を読んでも理解できる。やる気も出てきた。とんかつも食べられた。
夫に小言を言ったり反論したりした(今まであらゆることを一身に背負ってきたのにごめんやで)。
筋力と体力が低下してそうなので、明日から疲れるのが早そうだと感じるが、明日の予測を立てられるくらいに回復したということだ。
あってよかったもの
食べ物、飲み物編
水分は常に家にあるとは思いますが・・
水、ポカリ、アクエリなどの水分。ポカリの粉があると大量に作れて安心。かさばらないのもイイ。
我が家は今のところ私以外に症状が出ておらず、夫が動けるので料理を作ることができるのだけど、もし大人が不調になったときを考えると
離乳食の乳児のすぐ食べられるご飯▼
症状が出た初日はご飯を炊く気力も包丁も使える気もしないので、レンチンで食べられるご飯 。幼児用&大人の元気が少し回復してきたら▼
また、レトルトカレー、納豆、豆腐、インスタント味噌汁、アンパンマンポテトなど「包丁を使わなくても食べられるもの」、マリネなどの「サッパリしたもの」、カットフルーツ、ゼリー、プリンなど「食欲がなくても体内に取り込めそうなもの」はあってよかったです。
さらに喉が痛くなると、冷やし中華、うどん、ところてんなど「喉越しのいいもの」ならまだ体が受け付けました(これはただ夏だからなのか?)。
モノ編
熱が高い時に役立ったのは、水を入れたペットボトルを凍らせて、タオルで巻いたもの。
首や頭を冷やすために活躍しました。市販で専用のものも売ってると思いますが、我が家にはなかったのでペットボトルで代用。不自由なし。熱が高いからなのか、夏で暑かったからからなのか、とりあえずひんやりして気持ちよかったです。
我が家は現在東京都へ手配中ですが、客観的な数値把握、無自覚のままの重症化防止のためにあると安心なのがパルスオキシメーター▼
日本製だとなかなか高く、手が届きやすい価格の場合、口コミによると精度にバラつきがありそうなので参考程度になりそうではありますが・・・。
喉のイガイガ、不快感を解消してくれたトローチ ▼
初日は喉なんて痛くなかったのに、突然来た喉の痛み。その後も咳が出はじめた時にも重宝。のど飴もよさそう。
あとは解熱剤 ▼
辛くなったら飲むものだけれど、あると安心。とはいえお医者さんに行けば処方されるので、病院でもらうつもりならば市販品は不要ですね。
子ども編
幸い夫が動けるので今のところ問題ないのですが、もし親がダウンして子どもがピンピンしてたら・・一人遊びグッズは欠かせません。
子どもの年齢によってだいぶグッズの内容は変わりますが、例えばこんなの ▼
コレ・・・水で塗れる塗り絵で、水なので部屋が汚れないのです (助かる・・!) 。
しかも何回でも塗れるんですよ。乾かすと元に戻る仕組み。乾くのも速いです。
これをよく使ってたのは3〜4歳の頃でしょうか。
4歳になると塗らずに水をかけてタオルで拭き取るという何とも手抜きスタイルで遊んでましたけど、家にこもらなきゃいけない時期だけじゃなくて、長時間移動の際にも便利でした。
我が家の場合でしたが
あくまで私の場合ですが、こんな感じの経過でした。
5日目に筆をとり、都度追記した形となります。