出産怖すぎ! 怖さ克服と安産のために行った、効果的だと感じた8つのこと
出産が近づき、妊娠8ヶ月や9ヶ月頃になるとふと恐怖心がわいてきませんか?
私は現在は子どもが無事生まれて日々を過ごしているものの、9ヶ月頃に突然「出産、怖い・・・ガクブルガクブル」みたいな気持ちでいっぱいに。
「こんな後戻りできないことって、ほかにある??」と思ったものです。
怖いことって、いろいろありますよね。バンジージャンプが怖い、転職するのが、知らない場所に行くのが怖い・・・・などなど。
だけど、だいたいのことって引き返せます。「やっぱやめた。怖いし」ってできる。
ですが出産って、もう進むしかない。産むしかないという一択。
無事産める、母子ともに元気でいられる、本当に痛いの?
などなど、とにかく本当に怖すぎたので、対策を練ることにしました。
この対策が効いたかどうかはわかりませんが、1時間半で出産は終わりましたし、何より気休めには確実になりました。
もし同じ気持ちの方がいたなら、同様に気休めになるかもしれません。
体を動かすのがキモ
恐怖心でいっぱいになったとき、悩んでいるとき。
そんなときってやたら頭の中で会話が飛び交います。だからこそ、あることないこと考えて、怖さや悩みが深くなってしまいますよね。
でもこれ、体を動かすことである程度解消されるんです。
体に意識を集中させると頭が無になって、気持ちがクリアになるのです。
ということで私は3つの行動を行いました。
対策その1:シンクをピッカピカにする
まず1つ目は、シンクをピカピカにすること。
銀色の部分は光るくらい磨きます。
・食器洗剤でシンクを洗う
・水で流す
・水拭き
・乾拭き
こんな感じで、徹底的に毎日磨きました。さらなるピカピカの高みを目指す日には、「激落ちくん」(洗剤を使わず水だけでキレイに磨けるスポンジ)を使って徹底的にピカピカのツルツルに。
「シンクを毎日きれいにしたら〜、私は〜、安産〜安産〜」
と自ら、めちゃ暗示をかけることにしたのです。
毎日すると決めたのですが、
「今日は〜、例外〜、例外〜、今日はしなくても安産〜」
って日も多かったですけどね。
余談ですが、なんでこんなことをしたかといえば、
地域的なものか、時代的なものなのかは不明ですが、田舎の母や祖母から出産前にこんなことを言われました。
「トイレをピカピカにきれいにすると、かわいい赤ちゃんが生まれてくる」
「とにかくトイレはきれいにしといた方がいい」。
なるほど、トイレか。
トイレね。。。う〜んめんどくさい。
ということで、
「トイレをピカピカにするとかわいい赤ちゃんが生まれる」を力技で
「シンクをピカピカにすると、安産になる」って自分の中で変換したのです。同じ水場だし、いいかなと。
シンクがピカピカだと大変気持ちがいいものですね。
暗示が万が一不発に終わろうと、とにかくシンクはきれいになって快適です。なので安産だったらラッキーくらいの気持ちで行うのがおすすめです。
激落ちくん、大好きです。
対策その2:マタニティヨガ
ヨガはマタニティヨガに限らず、とくに体に意識を集中できます。
その分頭でごちゃごちゃ考えないので、かなりスッキリします!
マタニティヨガは病院で推奨されていましたし、体を動かしたあとは気持ちがハレバレするのでやっておいて損はないかと。
お世話になっていた病院で開催していたマタニティヨガだと物足りなくて、個人的にはDVD付きの本で行う方が程よい疲れが出るのでスッキリ度が高かったです。
本さえあればいつでも好きなときにできるし、何よりお金がかからない(重要)。初期費用だけ。ヨガ教室に1回行く料金以下で買えますからね。中古だとめちゃくちゃ安く売ってます。
3冊のマタニティ・ヨガ本をためし、最終的にこの『すこやかママのマタニティ・ヨーガ』に落ち着きました。
ヨガがはじめての人でも抵抗がない内容だと思います。
15分プログラム、30分プログラムがあるので力尽き具合で選べたり、DVDを見るのがめんどくさくても、本を見ればできるのがいいですね。
マタニティヨガは、妊娠中にやっといてよかったことのうちの一つです。
関連記事>>妊娠中にやっておけばよかったこと、やっておいてよかったこと7つ
対策その3:雑巾がけ
雑巾がけは安産にいい、と昔から言われていますよね。
これは股関節を鍛える、筋肉・体力がつくなどの効果が期待されるから。
臨月に入ってから行うのが一般的です。
私は出産予定日の2週間前くらいから始めました。
最初は床の雑巾がけだけを行っていたのですが、予定日過ぎても出産の気配がなかったので焦り(○日までに陣痛来なかったら「入院ね」と言われてた)、畳も雑巾掛けできることに気づき、かたく絞った雑巾で畳もかなり念入りに雑巾がけをしました。
雑巾がけは陣痛を促すとも言われています。
「陣痛来い〜〜陣痛来いぃ〜〜」と切に願いすぎて、家の床や畳がピカピカだったと回想します。
雑巾がけもやって損はないというか、とりあえず目に見えて家がキレイになるので、臨月になってもし気が進むようであれば、気持ちいいと思います。
いらない知識と、知っておきたいこと
上記行動のほかには、知識編も。
情報に鈍感になっておいてよかった部分と、知っておいてよかったことがあります。
対策その4:出産について知りすぎない
出産について知りすぎない。
これは私にとっては大きな役割を果たしました。
怖かったので、あえて出産でどんなことをするか知らないでいたのです。
本などで詳しく出てきそうなときは飛ばしたり、薄眼でながめたりしてました。
赤ちゃんが出てきたあとなど、お医者さんがいろいろしてくれていましたが「今何されてるかわからない」っていうのは怖さが激減する気がします。
「このあとは〇〇するんだ・・・ガクブル」と身構えないので、体がこわばらないのです。
ただシンプルに「私は、赤ちゃんが生まれるのをただ手伝うのだ」とだけ思っておくと、出産するときは怖くありません。
知っておいてよかったこと
逆に知っておいてよかったこともあります。
対策その5: 陣痛は生理痛っぽい
まずは陣痛がどんなもんかについて。
友人から聞いて気がラクになった言葉がこちらです。
「陣痛は、生理痛とゲリのヒドいのがいっぺんに来た感じ」。
私はこれで妙に救われました。もっとやばいやつかと思ったけど、生理痛とゲリならそんなもんか! と思いませんか? そして実際「あ、生理痛だな」と感じました。
帝王切開が怖くなったら、さくらももこを読む
私は低置胎盤ぎみだと言われており、このまま位置が低いままなら帝王切開になるかも、と妊娠後期に告げられました。
関係ないと思ってたのに、まさかの帝王切開。急に怖くなったのですが、さくらももこさんの本を読んだら怖さよりも楽しみが勝りました。
帝王切開の局部麻酔の話で、まずこの文でワクワクが。
少数派の意見として「不思議な夢をみているようだった」とか「何か気持ちよかった」というものがあったのだ。自分の場合はどういうものであろうか。非常に興味深いところだ。
さらに、
私は意識が実に生々しくクリアになってゆくのを感じた。自分自身が明らかになってゆく奇妙な感覚である
この感覚は、私にとって重大な意味を持つ体験となった。これまで自分の中でいくら考えてもわからなかった問題に糸口を与えてくれたのである。それは、心と脳と魂の関係である。
その後の内容は好き嫌いが分かれるかもですが、興味ある場合にはかなりおもしろいかと。
「帝王切開は気持ちいいこともあるし、この世の謎がいろいろわかっちゃうかも」と知ったことで、怖さがなくなりました(結局私は帝王切開ではなくなったのですが)。
ちなみに帝王切開のとき、頼めば盲腸も切ってくれるらしいです 笑。
『そういうふうにできている』の「手術」という章で読めます。
対策その6: 出産は気持ちいい場合もある
「出産は気持ちいい」と聞いたことありませんか?
たまに耳にすることがあって、いくつかの本にも書いてあったため自らに暗示をかけました。
「出産は、気持ちいい」と。
力技ですが、自分を思い込ませることはときに有効です。
しかも、実際気持ちよかったんですよ! 出産。暗示のおかげなのでしょうか?
対策その7:口を結んで、目を見開いて出産すると力が入ってラク
平野レミさんのエッセイ『ド・レミの子守歌』は、レミさんの妊娠から出産、子育てのことが書いてあるのですが
看護師さんが「お母さんからメッセージですよ」と紙切れを見せてくれた。メモ用紙に大きな字ではっきり読めるように、
「レミちゃんへ。口を結ぶとおなかに力が入りますよ。母」
と書いてあった。看護婦さんたちは
「良いお母さんですねえ」と回し読みしていた。私はうれしくてポロポロ涙が流れた。
これを読んで、出産のとき「口を結ぶ」をやってみたら本当にお腹に力が入りやすかったです。
また出産時、看護師さんから言われたのですが
・目はつぶらずに見開いて、お腹の方を見る
のがよいらしいですよ。
このレミさんの本は、1975〜1979年に雑誌や新聞に掲載されたのをまとめた本でして、みずみずしくて、明るくて、読みやすいです。
余談ですが、もう赤ちゃんの性別はわかってると思うのですが、レミさんの本に書いてあった「5円玉を使った性別判定の方法」がおもしろかったので、興味あればためしてみてください。しこたま怪しがられます。
>>妊娠中に、男の子か女の子かを見分ける5円玉を使ったおまじないのような方法。的中したよ
まとめ!
- シンクをピカピカにする
- マタニティヨガ
- 雑巾がけ(畳の部屋も雑巾がけできる)
- 出産の医療的な処置について、調べすぎない
- 陣痛は生理痛っぽいから、大丈夫
- 帝王切開になった場合、頼めば盲腸もとってくれるらしい
- 「出産は気持ちいい」と暗示をかける
- 出産のときは、目をつぶらずに口を結ぶと力が入りやすい
「出産怖いな」と思うときは、体を動かして、自らを暗示にかけるっていうのはわりと効果あったなあと個人的には思います。
頭でごちゃごちゃ考えが止まらないときは、やっぱり体を動かすのは即効性がありますよね。
どれもリフレッシュするし、シンク磨きと雑巾がけはとりあえず家はキレイになる、っていうのがいいです 笑。
ちなみに私はこれらが効果あったのかどうかは不明ですが、分娩室に入った時に助産師さんから「安産ですね」ってまだ産んでないのに言われました(なぜ?)。それとウソみたいな話ですが、産むのは案外気持ちよかったです。
出産日が近づくとドキドキしてくると思いますが、「〇〇(←シンク磨いたとか)やったんだし、安産だ、大丈夫!」と出産を迎えてくださいね。きっとスッと生まれてきますから!