【経験談】夜中に何回も起きてツラい・・・。1歳5ヶ月で断乳しました。進め方とその経過

息子が1歳5ヶ月の頃に断乳を決行しました。

子どもの方から自然に母乳を欲しがらなくなる「卒乳」を密かにねらっていましたが、理想通りにいかないものですね。断乳に至りました(※断乳は、母の都合で母乳をあげなくなること)。

断乳が完了すると、噂に聞いていたとおり本当に基本的には夜中起きなくなったので、しばし感動しました。

本記事では、断乳のきっかけ、どんな進め方をしたのか、その経過を振り返ります。

断乳までの母乳事情

まず断乳に至るまでの母乳事情から。

8〜9ヶ月頃から、母乳は朝晩の2回になっていました。

それまでは1日4回の時期が長く続いていて、徐々に1日2回になっていったのでこれはフェードアウトできるのでは? 卒乳簡単にいきそうだなあ〜なんて思ってたのです。

しかし1歳2ヶ月頃から、それまでそんなに興味なさそうだったのに母乳への執着が見えるように。

まず、お昼寝は抱っこで寝ていたのに、抱っこの時にパイの先っちょを触るようになりました。そして夜寝るときは「早よパイくれ!」とせがむ感じに(しゃべりませんが)。

母乳がほぼ出てなかったので徐々に朝晩2回からどちらかやめて1回に減らそう、とぼんやり考えていました。しかし朝は眠いし息子も騒ぐしであっさり授乳。

夜も添い乳で寝ていたので、母乳なしでどうやって眠らせたらいいのか皆目見当もつかず、夜もあげたまま。ずるずると朝晩2回の時期が続きます。

断乳に至ったきっかけ

もともと欲しがるだけあげよう、2歳とか3歳とかになるのかな、と思っていました。

しかし一時期は夜中ぐっすりと眠っていた息子が、1歳2ヶ月頃から数回起きるようになったのです。

それが1歳4ヶ月頃になると、4〜5回は起きるようになり、ぐっすり眠れていないのが気になったのと、何より私が夜のんきに過ごせないので余裕を失いはじめ、「我に自由を!」な気持ちが強くなりました。

そんなとき「断乳すると夜中起きなくなる」と何度か耳にしたことを思い出します。若干都市伝説かな、と思ってたのですがためさない理由はない。

さらにもう母乳がほぼ出てなさそうだったこと。カッスカスでした。

そして息子が髪の毛フサフサなのがかなり影響していると思うのですが、母乳を飲んでる息子を見たら、少しずつ違和感を感じてきたのです。「あれ、もう乳飲子じゃなくない?」と。

こんな風にいろんな理由が重なってきた頃、

「断乳して夜ぐっすり眠るようになった子どもを見たら、『今まで熟睡させられなくてごめんね』と思うようになるよ」

という言葉を聞き、これで完全に背中を押されました。

断乳の進め方

断乳1ヶ月前

「乳にバイバイってそのうちする日が来るんだよ」と夜の授乳時にたま〜に息子に言うようになりました。息子聞いてない。

断乳2週間前

「もう少しで母乳バイバイするんだよ」と夜に話す頻度をアップ。2日に1ぺんくらい。息子理解してなさそう。

断乳4日前

4日前から「あと○回夜眠ったら、乳バイバイ、乳おしまいね」と毎日夜話しました。

断乳開始。1日目

寝る前に温めた牛乳を飲ませます。

そしていつも寝室に行く前に授乳をしていたのですが、授乳をせずに寝室に促したところ、めっちゃ泣きました。いやあ怒ってましたね。

こんな泣き方を見たのははじめてで「うそやろ、ナニコレ・・」とワタクシしばし呆然。

顔を真っ赤にして、寝そべって、エビ反り状態です。エビ反りのあまり、反動で息子、移動してました。まだ怒ってましたが、しばらくして寝室に連れて行き電気を消して、「おやすみー!」と横で寝たフリ。夫にも寝室に付いてきてもらいました。

寝室でも暗闇の中でめちゃめちゃ泣いて抗議してる息子。

「もっと明日から乳ナシ、これが最後とかちゃんと話せばよかった・・・」と後悔とともに、あまりに泣いていてかわいそうになってきて、私も涙が出てきました。

気の毒すぎて心が折れそうになり、「やっぱあげようかな」とポツリと呟くと「今日の一連の苦労が水の泡になるし、また同じことをやり直す方が息子がかわいそうだ」と夫に言われ、そうだよなあと心を持ち直します。

心を強く持ち直し、寝たふり続行。気がつけば息子も寝ていました。エビ反りから眠るまでは、おそらく1時間半〜2時間くらいだったでしょうか。

断乳2日目

朝母乳をあげるつもりでしたが、あげなくても平気な様子だったので授乳せず。

もしかしてあれが最後の授乳になっちゃうのか? と私が切なくなってきました。

夜は、牛乳を飲ませて寝室へ。

前日のように寝室に行く前に泣き叫ぶことはなかったものの、寝室に入ると、乳飲ませんかい、と大きな声で泣いております。

また私の方が一瞬くじけそうになりましたが、鉄の心で臨みます。息子も前日ほど声は大きくなく、また泣く時間も短くなりました。30分くらいでしょうか。

断乳3日目

朝、私が母乳をあげたくなってしまいました。
「まさかあれが最後の授乳?」という思いでいっぱいになっていたので。

でも朝はくれとも言われないし、大丈夫そうなのであげず。

夜はまた寝室で泣きますが、理解と諦めの段階に入ったのでしょうか、泣きましたが大泣きではなく、自分で解決しようと私の近くに来てパイを触りながら、泣きつつ眠ります。眠るまでは30分〜1時間くらい。

断乳4日目

朝はもはや私も授乳のことは忘れていました。

夜はほぼ泣かず。自分で眠る術を得たようです。パイを触り、指を吸ってしばらくして眠りに落ちます。

断乳5日目

夜。「もう乳はない」ということを完全に理解したもよう。

パイを触り、指を吸い、顔をパイに近づけます。「飲むのかな、飲んだら水の泡・・」と警戒しますが、もうパイに顔をつけながらも飲みません・・・!!

「もうダメなんだ」と分かっているようで、健気な姿にまた不覚にも涙が出てきました。

これにて断乳完了です。

断乳後の息子の様子

断乳後1週間経つと、夜起きることはほぼなくなりました。

「断乳すると夜眠るようになる」、都市伝説かと疑ってましたが、本当に起きなくなり、驚きと感動の感情が喚起されました。

息子も熟睡&私も自由時間が確保できるので、お互いラクになった気がします。

年配の方が「母乳を飲みたくて夜起きるんだよ」と言っていましたが、あながち間違っていないのかもしれません。

パイを見るとバイバイする

また、息子の前で着替えるときにパイをさらすと、パイに向かって息子は笑顔とともに「バイバイ」と手を振るようになりました。

え、どういう気持ちそれ。

笑顔なのが不思議です。

そして眠る時は相変わらずパイを触って顔をパイの真横に置いたりしてますが、飲まないのです。すぐに飲める位置にあるのに、飲まない。

これがまた健気で切なくなるし、絶対飲まないのもどんな気持ちなのか見当もつきません。しかしなかなか胸がキュッとなるのです。

後悔したこと

一つ後悔したことがあります。

それは断乳する日にちをちゃんと決めなかったこと。

「このへんにやろっかな〜」とぼんやり考えてはいましたが、「○日に絶対やる」と決めてなかったのです。

一人で耐えられる自信がなかったので、夫がいる土日がいいと思っていました。

そしたら、金曜日にたまたま息子が起きてる時間に夫が帰宅したので「今日やっちゃおう!」となあなあで進めたんです。

だから私もあれが最後の授乳になるなんて・・・と自分が決めたことなのですが、なかなか切ない気持ちです。

そして息子も「これが最後だよ」なんて聞いてないもんですからガビーンでしょう。あれだけ怒るのも当然で、申し訳ない気持ちになりました。

母乳を振り返る

みなさんもそうだと思いますが、母乳にまつわる大変なことって多いですよね。

カッチカチになったり、外出先でジュワッとしたり、血が出たり・・。キャベツを貼ったこともありました。

産後すぐはとくに母乳にまつわるエトセトラは豊富なのではないでしょうか。

母乳は体力奪われますが、それを実感としてわからない夫にキーッとなったりもしました。ええ、理不尽だと分かってますがやっぱりキーッとしたもんです。

一方で母乳をあげてるときは、独特な愛おしい感情が込み上げてきます。

現在断乳して2ヶ月経ちましたが、あんなに長い間、1日に何回もやってきた行為なのにどう母乳をあげていたかもう覚えていません。

月並みな言葉になりますが、過ぎてしまえば本当に一瞬しかない特別な時間で、幸せな時間だったんだなあと思います。

最中はキツイ、つらいことの方が多かった気がしますが、終わってしまえばいい面しか見えないもんです。

まとめ

  • 母乳がほぼ出てない頃に行うと、母の体はスムーズ
  • 子どもに言い聞かせる場合は、日にちは決めておいた方がいい
  • やると決めたら鉄の心を持った方が、お互い大変な期間が少なくて済む

あと個人的には、夫がいるときの方が心が折れにくかったです。(というよりも一筋縄じゃいかないだろうから、夫も巻き込みたいっていうのが正確かも)

あくまでうちの場合ですが、こんな感じでした。何かの一助になれば幸いです。

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