なっ・・! 大人でも難易度高いおもちゃ「ぐる〜んぐる〜んさかなつり」のチープさがたまらない件
先日近所の昔ながらのおもちゃ屋さんで見かけた魚釣りゲームのおもちゃ。
子どもの頃似たようなおもちゃが大好きだったので、1300円くらいで何となく息子用に購入したところ、なんていうか、たまらんおもちゃでした。
・やばい、難しい
・大人でも無理
・2歳の子どもだと絶望的の難易度(遊べることは遊べる)
・アナログな仕掛け
・見れば見るほどチープな作り
・まさにおもちゃ・・・!!
といった具合で、少なからず心揺さぶられる、たまらんおもちゃでした。
最近2歳になったばかりの息子が遊んでるのは、プラレールやトミカなど完成度高いものだったので、久々にこの魚釣りのおもちゃで遊んだら「あ! なんかこれぞおもちゃって感じ!」と開眼した気持ちでいっぱいになりました。
ところで、当方30過ぎのバリバリの大人ですが難しいんです、これ。みんなふつうに攻略できてるの? これ持ってる方、できました??
では、前置きが長くなりましたが『ぐる〜んぐる〜ん さかなつり』を詳しく紹介します!
ぐる〜んぐる〜ん さかなつり概要
付属の竿(さお)で、ぐるぐる回る池から魚を釣るおもちゃです。
色は2色あって、赤と緑が販売されています。
釣り竿:4本
魚:21匹
単三電池は別売りで2本必要。
値段(メーカー価格):1280円(税抜き)
マルカ株式会社の商品です。
大きさは、文庫本と比べるとこんな感じ。
大きすぎず、小さすぎずのちょうどいいサイズです。
ぐるぐる回る池のスピードの速度は、変えられます。
竿はシンプル。太めの糸がくくりつけてあり、先っちょの輪っかに魚の歯を引っ掛けて釣ります。
魚にはまさかの磁石など何もついていない作りなので、なかなか難しい。なかなかっていうか、シンプルに難易度高い。
魚が口をパクパクするタイミングを見計らって釣り上げます。
余談ですが、私が子どもの頃に遊んでいた魚釣りゲームは磁石が入っていたんですね。だからスイスイ釣り上げられてたんだなあと思いました。
私が不器用だからもあるのでしょうが、タイミング見計らって歯に引っ掛けるって、難しい!
ぐる〜んぐる〜ん さかなつり レビュー・感想
まず箱から出した途端思ったのは、「ものっすご、内職感あるな」。
その昔、母が内職をしていた時期があったのですが、そのときペタペタとシールを貼る内職があったのを思い出しました。
そう、そんな感じの商品なんですよ。
で、どこの会社の商品かな? と見てみると、住所が以前住んでいた場所の近所でした。
「おお、あの辺で作ってたのか。 ということは3人くらいのおばあちゃんたちが、家か小さな事務所でペタペタシール貼ったり、糸を竿に通したりして作ってるんだな・・・」なんて想像を巡らせておりました。
しかし今回改めて調べてみると、なんと資本金3億ほどの立派な会社の商品でした。びっくり。
別に悪い意味でも何でもなく、本当におばあちゃんたちがシール貼ったり、魚の部品を組み合わせたりしてるのかなと思うような、牧歌的な雰囲気漂うおもちゃなんです。
観察すればするほどチープな作り。もはや愛しさがこみ上げてきました。
素朴さにほっこりしたところで、2歳の息子と遊んでみると・・・
ウィンウィンウィンウィン・・・・(音小さくない)
・・・・
いやいや、釣れませんやん。
うん、何これ。超むずかしい。
何が難しくさせてるのかといえば、まず竿。
竿のヒモが長めで、プラプラ揺れるのでなかなか魚の口に入らない。
入っても、魚に磁石が付いていないので魚が口を閉じるタイミングを見計らって釣り上げないといけないけど、閉じたと思ったらすぐ口を開く。
この魚が口を閉じたり開けたりする仕掛けもアナログで、ちょっとわかりにくいかもですが池(青い部分)の下の土台に、赤い突起が見えるでしょうか?
この突起部分に来ると、魚が上にポコっと飛び出て口が開く仕組みです。
ザ・工夫。電池で動くけど、アナログ。たまらん。
次に難易度を高くさせてるのが、池がぐるぐる回る速度の速さ。
速度の「はやい」にすると、偽りなく速いし、「ふつう」にしても速いな・・釣れない・・・
じゃあ「ゆっくり」は?
ゆっくりは・・・ゆっくりにすると、止まる 笑。
おそらく私が購入した商品がたまたま不良品チックなのかもですが、長く使ってたら「ゆっくり」にセットすると止まるようになる感じの雰囲気はします 笑。
最初は、全然釣れませんでした・・(絶望)。
ちょっと慣れてくると、釣れることもあるけど、3ヶ月遊んでも全取りは一度もできたことがない(私が)。
2歳の息子はたま〜に偶然釣れることがあるけど、なんで釣れてるかわかってないですね。
手先が器用な夫も「難しい・・・」とつぶやいていました。
そうそう、あと魚の歯の噛み合わせが良くない不良魚が2〜3匹いて、これはどうしても釣れない。ラスボス的存在が君臨しています。
不良魚も、意識的に作られた商品じゃないのはわかっているのでなんかもう総合的に笑けてきました。
息子は魚を池から出したり、入れたり、指に噛ませたり
速度のレバーを操作してDJばりに池を回転させて遊んでます。
おもちゃをネットで検索していると、知育玩具だったり、完成度の高いおもちゃが欲しくなるのですが、そういえば、おもちゃって・・・こういうもんだよな。って妙に思いましたね〜。
おもちゃ買うのは親や大人だけど、親の思惑が一切介入しないおもちゃ。
難しすぎるのも、不良魚がいたりゆっくりスピードにできなかったりも、おもちゃっぽいというか。
安いし、まあ、おもちゃだから。と目くじら立てないのがキモになるおもちゃですね 笑。
見れば見るほどチープ、内職感溢れてる、そんでもって魚釣るの難しい、不良魚がいるかも!
今遊んで3ヶ月でまだ壊れてないけど、おそらく長持ちしなさそう(すまんでもそんな雰囲気ある)、別にオススメってわけでもない(すまんでも胸を張ってすべての人にはオススメできん)
・・っていうのが「ぐる〜んぐる〜んさかなつり」なのですが、こうして記事を書かずにはいられないのが、このおもちゃです。
トイザらスでも取り扱っているのもなぜか笑える(ばかにしてるわけじゃないんですよ)、トイザらスでの口コミもほっこりしました・・