人体について現代でもまだわかっていない5つのこと

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生まれた瞬間から体とともに過ごすわけですが、人体については知らないことの方が多い、というか知らないことだらけです。

児童向けの『人体について知っておくべき100のこと』を読みまして、「へぇ〜〜」の連発でした。

なかなかおもしろい内容だったので、その中から、身近なことなのに未だに解明されていない人体の不思議5つを共有します。

解明されていない人体の5つの不思議

1. 恥ずかしいときになぜ赤面するのか

赤面する「仕組み」はわかっているけど、「なぜ」するかはわかっていない。

ちなみに、人間は赤面する唯一の生き物らしい。

2. 人間にあご先がある理由

下あごと違い、あご先は噛んだり、話したりするために必要ではない。

また、あご先があるのは人間だけ。

ちなみに日本人ではあまり見ないですが、欧米諸国でアゴ割れてる人いますよね。あれ、我々が胎児の頃に細胞分裂した名残らしいです。

3. うつ病になる本当の原因

脳の伝達物質が・・・など、症状が出る仕組みはわかっているものの、「原因」そのものは、わかっていない。

一般的には、ストレスなど色々言われていますが、「原因はわからない」は説得力があるように思います。

4.「感情的な涙」が流れる仕組み

涙には2種類ある。

①反射的な涙

異物が目に入ったとき、反射的に出る涙。

②感情的な涙

痛さ、悲しさ、喜びで泣いたときの涙。「反射的な涙」にはない、ホルモンや鎮痛物質が含まれる。

仕組みはわかっていないものの、「感情的な涙」は実際に人を元気づけるらしい。

 スッとしますもんね、泣くと。

悲しい、うれしい、感動した、はまったく別の感情なのに、反応としては「涙」という同一のものになるのが興味深いです。

余談ですが、韓国語で「アイグー」という言葉(間投詞という方が近いかも)があって、これはうれしいときでも、悲しいときでも、つらいときでも、どの感情のときにでも使えるらしい。若い人はもはやほぼ使わないみたいですけど。

うーん、不思議・・・。

5.なぜしゃっくりをするのか

しゃっくりの仕組みはわかっている。が、なぜ起きるのかはいまだ不明。

人生の最初の頃に役立っているという説、今はまるで役に立っていないが、有史以前の機能の名残という説も。

だとしたら、1000年後の人類はしゃっくりしてないかもしれませんね。

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自然や自然の一部である体は基本的に合理的で、何かが存在するには理由があるものです。

しかし科学が進んだ現代ですら、解明されていない不思議がある。しかも超身近な人体のことなのに。

人体は宇宙だ、なんて言いますが、あながち間違っていないのかもしれません。

小学生向けの本ですが、小学生〜大人まで楽しめると思います。「ヘぇ〜」が詰まっていて、好奇心が満たされる本でした。

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