赤ちゃんと親のパスポートを一緒に申請するときのスムーズな段取りとその詳細

赤ちゃんとその親(私たち)のパスポートを一緒に申請しました。

申請までに手こずって時間がかかってしまったので、効率よく申請するための段取りをまとめました。

・赤ちゃんや子どものパスポートをはじめて申請する

・その親の分も一緒に、パスポートの申請をする(期限切れ、旧姓から新姓への変更含む)

・本籍は、現在住んでいる場所とは別の地域

以上の条件が重なる場合を想定した記事となります。

おおまかなプロセスを知っておくと混乱せず、スムーズですよ。

時間のロスなく家族全員分のパスポートを取得する、おおまかな流れ

① 戸籍謄本(こせきとうほん)を入手

② パスポートの申請書を入手

③ パスポート用の写真を用意する

④ 申請する

この順番でサクサク準備すれば、最短1週間ほどで申請まではできるはず。詳しく見ていきます。

① 戸籍謄本を入手

戸籍謄本(こせきとうほん)をまずはゲットします。

戸籍謄本は住民票を登録しているだけの地域では手に入りません。戸籍関係の書類は、すべて本籍地に申請する必要があります。

つまり戸籍謄本は、本籍地のある市区町村役場に出向けばすぐにもらえます。

家族分を一緒に申請する場合には、1枚だけでオッケー。人数分もらう必要はありません。

戸籍謄本を入手するにはお金がかかるので(だいたい450円)、うっかり人数分申請しないようにご注意を。

本籍地が遠い場合は、郵送してもらう

本籍地が遠いと、出向けませんよね。

そんな場合は、戸籍謄本は郵送してもらえます。

私の場合、郵送してから3日後に戸籍謄本が届きました。

市区町村で違いはありますが、戸籍謄本を郵送してもらうために必要なのは、大抵以下の通り。

・戸籍謄抄本等申請書

各市町村のホームページから印刷できます。印刷できない場合には、申請書を見本にして必要事項を便箋などに記入すればオッケーな地域も多い。

・本人確認書類のコピー

・手数料(定額小為替で支払い)

・返信用封筒&切手

以上を本籍地の市区町村へ、郵送します。

※詳細は該当の市区町村のホームページのチェックを該当の市区町村のホームページに詳細が書いてあります(「〇〇市 戸籍謄本 郵送」などで検索)。

定額小為替とは?

定額小為替(ていがくこかわせ)とは、簡単に言えばお金を紙に換えたものです。郵便局で入手できます。

(出典:ゆうちょ銀行

郵便局に行き「定額小為替(ていがくこかわせ)〇〇円分ください」と言うと、もらえます。

定額小為替の実物

住所や名前の記入欄がありますが、ここはすべて空欄でオッケー。定額小為替に何か手を加える必要はありません。このまま郵送の封筒へ入れましょう。

あとなぜかわかりませんが、定額小為替代の他に100円取られます。手数料なのでしょうね。

戸籍謄抄本等申請書の書き方

申請者は、戸籍の筆頭者にしておくのが無難です。

戸籍の筆頭者とは、戸籍の最初に記載されている人のこと。筆頭者は夫のケースが大多数でしょう。

なぜ筆頭者(夫)を申請者にしておくと無難かというと、筆頭者以外だと地域によっては委任状が必要になるケースがあるからです。少なくとも私の本籍地はそうでした。

夫を申請者にした場合、本人確認書類のコピーは、夫の免許証のコピーを同封します。

② パスポートの申請書を入手・記入

次に、戸籍謄本を取り寄せている間に一般旅券発給申請書(パスポートの申請書)を入手&記入します。

各都道府県のパスポートセンターをはじめ、役所に置いてあることが多いです。
「◯◯県 一般旅券発給申請書 入手場所」などで検索すると大抵ヒットしますよ。

ちなみに東京はこちら>>【東京都】パスポート申請書の入手場所

20歳未満の子どもの分は5年用パスポートの申請書、親は5年用・10年用好きな方を選びましょう。

赤ちゃんや小さな子どもの分は、親が代筆します。

③ パスポート用の写真を用意する

申請書に貼る、パスポート用の写真を用意します。

これは5年、10年使うパスポートにそのまま使用される写真になります。

パスポートの写真は、タテ45㎜、横35㎜。背景は白など淡い色の無地にします。

>>写真の規格をもっと詳しく見る(外務省ページ)

ちなみに我が家はパスポートセンターで、夫と子どもの分の写真にNGが出ました。暗い、頭が少しだけ切れてる、という理由でした。

パスポート用の写真は、最近は写真機やフォトスタジオだけでなく、アプリやweb上で自分で安く作れるようになりました。自分で行う場合は、撮り直しもできて自由度も高く、安いです。

赤ちゃんのパスポート用写真を安く作成・プリントする2つの方法

④ 申請する

さてここまできたら、あとは申請するだけ。

住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請します。

申請は代表者1人が全員分の申請書を持って申請すれば問題ありません。

パスポートを受け取るときは、たとえ赤ちゃんであっても本人が受け取らないといけないのでご注意ください。

ここでは便宜上、妻が家族全員分の申請をする場合として書きます。

【申請に持っていくもの】

・パスポートの申請書(一般旅券発給申請書)・・・人数分
※写真も貼り付けておいてOK

・戸籍謄本・・・1枚

・本人に間違いないことが確認できる書類

例)自分の免許証、夫の免許証、赤ちゃんや子どもの分は、健康保険証&母子手帳

・初めてのパスポート申請ではない場合、以前のパスポート

以前のパスポートの期限切れ、旧姓から新姓に切り替えるためのパスポートの申請の場合、以前のパスポート、旧姓時のパスポートを持参

また住民票が必要なケースは以下の通り。

① 住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望しない場合

② 住民登録をしていない単身赴任先や就学先等の都道府県で申請される場合

該当する場合は、上記に加え住民票も必要です

損しないために知っておきたいこと

さて、再度になりますが損しないために知っておきたいのが、家族分をまとめてパスポート申請をする場合は

・戸籍謄本は1通でオッケー

だということ。

私は途中まで家族3人分申請するつもりだったので、お金をムダにしてしまうところでした!

それでは、よい旅を。

1次情報をチェックしたい場合は、こちらの外務省ページをどうぞ

>>パスポートの申請から受領まで(外務省ページ)

by
あわせて読みたい
関連記事