【洗濯用洗剤】液体・弱アルカリ性で、漂白剤ナシ、蛍光増白剤ナシ、柔軟剤も入っていない洗剤を調べてみた
『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』を読みました。
劇団四季などのステージ衣装のクリーニングも手がける著者が、家庭での正しい洗濯方法を教えてくれる本です。
この本の通りに行えば、柔軟剤も漂白剤もいらず、生乾きのイヤなにおいから解放され、衣類が長持ちするというのだから、もう読んだそばからすぐに本の方法で洗濯をしてみたくなったワタクシ。
ということで、まずは洗剤から! とドラッグストアへダッシュしました。
しかし近所のドラッグストアで陳列されたたくさんの洗剤の成分表示を確認しても、本で紹介されているような洗剤がない! 洗剤はこんなに売ってるのになぜ。
なので条件を満たす洗剤はどの商品なのか、調べてみました。
前提:『間違いだらけの洗濯術』推しの洗剤とは
『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』では、ふだん洗いの洗剤には
「弱アルカリ性の液体洗剤」を推奨しています。
洗浄力、服への影響、価格のバランスがほどよいそうです。
本書では、例えば下記のようにもっと細かく説明しています。
・弱アルカリ性の洗剤は、毎日使うふだん着用に適している
・中性洗剤は、デリケート素材や色ものに適している
・ハードな汚れを落とすなら、粉末洗剤
・粉末洗剤を選ぶなら、服や肌を守るために漂白剤、蛍光増白剤の入っていないタイプがオススメ
汚れがひどいものは粉末、など洗濯する服の種類で使い分けてもいいですね。でも、洗濯にかける時間ってそんなに取れないし、洗濯が趣味じゃないとなかなかそこまでしないですよね。
なので本書では、
洗剤選びで迷ったら、「弱アルカリ性の液体洗剤」を選んでおけば間違いない、と太鼓判を押してくれています。
洗剤に入っている添加物をチェック
さらに、私も息子も肌が弱いのですが、洗剤に入っている添加物である「漂白成分」「蛍光増白剤」は肌が敏感な人にはオススメしにくい成分だそうです。
また洗剤に配合された「柔軟剤」については、弱アルカリ性の液体洗剤できちんと洗えば、ふっくら仕上げられるとのこと。
そこで、これらの添加物が入っていない液体洗剤は一体どれなのか? 前提が長くなりましたが、
「弱アルカリ性の液体洗剤、漂白成分なし、蛍光増白剤なし、柔軟剤の配合もなし」の洗剤の商品はどれなのか、調べましたので紹介します。
弱アルカリ性の液体洗剤で、漂白剤・蛍光増白剤・柔軟剤の配合がない洗濯洗剤はどの商品?
調べた限りでは、4つの商品が該当しました。
ミマスクリーンケア 緑の魔女ランドリー
ドイツ生まれのバイオ洗剤、緑の魔女。
環境を汚さない配合成分を使用しているため、環境を汚さず、また肌にもやさしい洗剤です。香りはフローラル。
パイプクリーナーとしての働きもあるため、使っていくうちに排水パイプの汚れがキレイになっていくそう。
リピーターが多い印象で、「洗剤といったら我が家はこれ!」「汚れ落ちがいい」「肌の弱い娘も不快がる事なく使用できている」「においも気にならない」「環境に良いということは、ペットにも安全かなと思って使用しています。」(すべて楽天の口コミより)など、高評価が目立ちます。
低評価では「容器が使いにくい」、また泡立ちがいいため、ドラム式洗濯機を使用している場合には泡切れがよくない、といった評価も見受けられました。
10年以上のリピーターなんて人もいて、商品の人気さを物語っていますね。環境に配慮した洗剤なのも人気のポイントとなっています。詰め替え用も取り扱っています。
サラヤ ヤシノミ洗たく洗剤 濃縮タイプ
無香料で、漂白成分・蛍光増白剤・柔軟剤の配合ナシに加え抗菌剤も無添加。
肌にやさしく、環境にもやさしい洗剤といえば真っ先にこの「ヤシノミ」シリーズを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
エコで化学的成分を極力排除してるとなると、気になるのが洗浄力ですよね。
じつはこのヤシノミ洗剤は、2016年より植物性の洗浄成分を配合して、洗浄力がアップしていているのです。一般的な合成洗剤と同じくらいの洗浄力があるとのこと。
「乾燥肌ですが、洗剤を変えただけで肌の乾燥がマシになりました」「香料がダメな方、節水したい方、自然に少しでも優しい物を使いたい方におすすめ」「これはかゆくならないし服に洗剤残りもない。部屋干ししても扇風機下に置いておけば生乾き臭がしない」(すべてamazonより)
などなど評価は高いです。ただ大容量タイプに関しては容器が使いにくく、詰め替えに手間がかかる点では評価が下がっていました。
アトピー持ちや肌の弱い家族のいる方がヤシノミ洗たく洗剤を使用してから症状がよくなった、といった口コミに加え、洗剤の香りに敏感な方の満足度が高い点も目立ちました。
詰め替え用の取り扱いもアリ。
P&G アリエール バイオサイエンス 微香タイプ
アリエールのバイオサイエンスシリーズには、いろいろな種類があります。液体洗剤だけでも「部屋干し」「ダニよけプラス」などなど。
しかしどれも「蛍光増白剤」が入っています。したがって、漂白剤・蛍光増白剤・柔軟剤が入っていないアリエールのバイオサイエンス(液体)は、この「微香タイプ」だけ。
ただ、香りが独特なので、好みが分かれると思います。
口コミで低評価のものは、ほぼ香りに関するものばかりです。
「微香の割に強い気がします」「これが微香だったら、他のは一体どれだけにおうのだろうか」「部屋干しすると、この香りが臭気にも思えてきて、ちょっとつらいかな」(すべてamazonの口コミより)
などなど。ただ「洗い上がりは満足」「かゆくならなかった」などもちろん高評価も多く、香りが好みだったり気にならない人もいるので、香りの部分のみ評価の分かれどころと言えます。詰め替え用の取り扱いもアリ。
無印良品 衣類用洗濯洗剤
ヤシの実から作られた、おなじみ無印良品の植物性の洗剤。
「本当に必要な成分だけを使った洗剤」とのことで、香料も着色料も入っていません。そのため、マスクを洗うようになってからこの無印の洗剤を使うようになったという人も多く見かけました。
またさすがは無印で、やはり見た目がスッキリとシンプルでおしゃれ。
目盛りが少々見えにくいので使い勝手の点では満点ではなくとも、このボトル目当てで買っている人も多いようです。
まとめ
世の中にはたくさんの洗濯洗剤であふれていますが、条件を満たす洗剤は意外にも少なかったです。これじゃあ近所のドラッグストアでスッと見つからないはずですね。
これまで紹介した商品は、液体洗剤、弱アルカリ性、漂白剤・蛍光増白剤・柔軟剤の配合ナシの条件を満たしています。
さらにどれを選んだらいいかの参考のために、下記を調べました。
無香料がいいのか、香りで選ぶのか。もしくは価格で選ぶか。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ちなみに私は無香料がよく、また安く済ませたいので「ヤシノミ洗たく洗剤濃縮タイプ」で決まりです。
また今回の調査のきっかけになった洗濯の本も興味あれば、チェックしてみてくださいね。サクッと読めて、洗剤選びから生乾き臭にさよならできる方法まで紹介されていますよ▼
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本書で「じつはクリーニング屋でも家庭と同じ洗濯機を使うことがあります。二槽式タイプです」とありましたが、私も二槽式洗濯機派です。水をどれくらい使っているかわかるし、なんていうか、自由を感じるんですよ ▼