ムダな修理費撲滅!二槽式洗濯機で脱水ができない、排水ができない・・・修理に出す前にしておきたいチェック

家電修理には思いのほかお金がかかること、ご存知ですか?

私は事前チェックを怠ったためにムダなお金、9000円を支払ってしまいました(涙)。

二槽式洗濯機の不具合があったら、「本当に故障かをきちんとチェック⇨修理依頼」の流れは外せません。

チェックを怠ると、結構なお金が出ていってしまう可能性があります。

本記事では

・修理費の概要

・二槽式洗濯機が故障かな?と思ったらチェックしたいところ

・私がムダ金を払ってしまった顛末

をお伝えします。

※ 排水が遅くなっている場合には、排水口の詰まりを取り除いてみると解消される場合があります。

参考>>二槽式洗濯機の排水が遅いときは、排水口を疑え。自分でできる3つの対処法

修理料金の概要

修理料金の内訳は、

技術費+部品代+出張費。

技術費:診断、部品交換、調整、修理完了時の点検などの作業にかかる費用。技術者の人件費も含まれる。

部品代:その名の通り、修理に使用した部品の代金。

出張費:技術者の派遣費用。別途駐車場代を支払う場合も。

私のケースでは、部品代も駐車場代もかかっていませんが合計約9000円支払いました。泣きました。

保証期間内なら全部タダ! は間違い

保証期間内なら、不具合を直してもらうのはタダだと思っていませんか? 私がそうでした。しかし残念ながらこれは間違い。

保証期間内での修理依頼で気をつけなくてはならないのは

「機械の故障」以外は、修理費を払わなくてはいけない

のです。

例えば「排水できない」と修理を頼んだものの、排水ホースがつぶれていただけだったら、お金を支払う必要があります。なぜなら「機械の故障」ではないから。

そのため、「保証期間内ならタダだから!」と不具合があったらすぐに依頼をするのではなく、本当に故障かどうか事前チェックするのを全力でおすすめします。

二槽式洗濯機が故障かな? と思ったらチェックしたいところ

では、故障かな? と思ったら、チェックしたいポイントを症状ごとに解説します。

こちらは我が家で使用中の日立の二槽式洗濯機の取扱説明書と、私の経験をもとにご紹介します。

日立の取扱説明書をもとにしていますが、二槽式洗濯機はシンプルな作りなのでどの洗濯機でも同じなのではと思われます。

1. 洗濯機自体が動かない

・ヒューズ、ブレーカーが切れていないか

・電源プラグとコンセントはきちんと接続されているか

・洗濯槽の底に残った水が、凍結していないか
 ⇨凍結していたら、約40℃のお湯を2リットル程度入れて、洗濯槽の底が手で回るようになってから使用する

2. 洗濯物の動きがにぶい

・洗濯物を入れすぎていないか

3. 脱水槽が動かない

・脱水槽のフタが閉まっているか

・脱水槽の外側に洗濯物が落ちていないか
⇨落ちていたら、コンセントを抜いて、脱水槽まわりの隙間にマイナスドライバーを差し込んで脱水槽まわりを外し、洗濯物を取り除く。

マイナスドライバーを差し込む隙間

4. 脱水ができない

・洗濯物がかたよっていないか

洗濯物がかたよってると、ガッタンガッタンと音を立ててふだんと違った様子になる。これは平らにするとすぐに直る。

・排水口を洗濯物がふさいでいないか

・脱水槽のまわりが泡でいっぱいになっていないか

・排水ホースの途中が持ち上がっていないか。また2メートル以上延長されていないか

5. 洗濯水がホースからもれる

・排水弁や排水口にゴミがたまっていないか

6. 排水ができない

・すすぎフィルターが糸くずなどで詰まっていないか

日立のPS-H形の場合、洗濯槽の右側にある

・排水口まわり、排水口近くの排水ホースにゴミがたまっていないか

関連記事>>二槽式洗濯機の排水が遅いときは、排水口を疑え。自分でできる3つの対処法

・排水ホースがつぶれていないか

症状が当てはまるものがあったら、チェックしてみてくださいね!

故障や事故防止のため、点検・修理を頼みたいケース

以下の場合には、故障だったり、事故防止の観点から販売店に点検・修理を相談してみてください。

・脱水槽が止まりにくい

・ホース、水槽、給水つぎてから水漏れがする

・焦げくさいにおいがしたり、運転中に異常な音や振動がある

・洗濯機に触ると、ピリピリ電気を感じる

・電源を入れても、動かないときがある

・タイマーが途中で止まることがある

・電源コード、プラグが異常に熱い

・電源プラグが変形したり、電源コードに日々割れや傷がある

では最後に、我が家がムダ金を払ってしまった顛末をお話しします。

我が家がムダに修理費9000円も払ってしまった理由

我が家の二槽式洗濯機の症状は

・排水のスピードが以前に比べて、とても遅くなった

でした。フィルターのゴミや、排水ホースがつぶれていないかチェック。該当ナシだったため、修理の依頼をしました。

当時二槽式洗濯機を購入してから1年数ヶ月ほど。保証期間内の1年間を過ぎていたものの、家電量販店の特典で保証期間が5年に延長されていたので「どうせ修理頼んでもタダだからな!」と、事前チェックはゆるめ。

電話をして、症状を伝え、「購入して5年以内だからタダですよね」と念押し。

すると『機械の故障』の場合のみです。故障以外なら、お金がかかってしまうのですがの返答でふと頭によぎったのが

「これ・・多分故障じゃないな」でした。

そう、なんとなく機械の故障じゃないのはどこかでわかっていたのです。じつは薄々、洗濯機の下に隠れている排水口付近にゴミが詰まってるかもな、と思っていたのですが、洗濯機を動かしたりドライバーを使ったりする必要があったのでめんどくさくて放っておいたのです。

「まあ、お金支払うっていっても高くても2〜3000円くらいだろう」、とここまでの思考が1秒くらいで頭を駆け抜けました。

「はい、わかりました。じゃあ修理お願いします」、そして技術者は電話からなんと30分ほどで到着。早。どこにいたんだ。2〜3日後になるかと思ってたのに。

まさかの値段。泣きました

結果、原因はやはり排水口付近にたまったゴミくず。故障でも何でもありません。

ゴミくずを取り除いてもらったら、スルスルと洗濯槽にたまった水はスムーズに排水。

しめて約9000円ほどの請求。

ゴミ取ってもらって、9000えん。

うそ・・・だろ・・・・? 

平静を装いながら「あ、はいー」と言いつつもショックで目が泳ぎます。

料金交渉をダメもとでして、乳飲み子を抱えていたため「じゃあ赤ちゃん割引で・・」と数十円端数をまけてくれました。いや、数十円なんて悪いけど割引に入らん。

「5000円くらいにならないか」。さらに攻めてみたけれど、「個人じゃなくて会社の派遣できてるもんでね・・・」確かに。料金も電子管理されているっぽかったのであきらめました。

技術者が玄関の戸を閉めた後、ホントにお金のない時期だったのと、産後のホルモンバランスの関係もあったのでしょう。ゴミ取ってもらって9000えん。乳飲み子を抱きながら、ショックで涙が頬を伝いました。

洗濯槽にゴミがあるなら、取るべし!

なぜこんなに排水口付近にゴミがたまったか? 理由は明らかでした。

洗濯槽にゴミや糸くずなどがあったのに、取り除かずにそのまま水で流していたからです。それも1年以上も。

めんどくさかったからなのですが、思えば水で流すのも取り除くのも同じ1アクション。手間でもなんでもないですよね。

大枚払ったショックから、以降私は洗濯するごと洗濯槽の底に出現したゴミを取り除き、さらにフィルターなども毎度チェックするようになりました。

やってみると気持ちいいし、逆になんで今まで取り除いてなかったんだろうと。

不安要素があるなら、取り除くべし

また、1回ごとにゴミを取り除かなくても修理依頼前に「洗濯機をどかして、排水口付近のゴミをチェック」をしておけばこんなことにはならなかったのです。

この状態にまでするのがめんどくさかった

「排水口付近に、ゴミたまってるかもな。だってずっと強制的に流してたから」と頭によぎっていた=本当は気づいていたんですよね

なのにめんどくさいからとチェックしなかったがために、ムダなお金を払ってしまいました。

なので、みなさんはもし思い当たる不安要素があれば、めんどくさがらずにチェックしてから修理依頼をした方がよいかと思います。

私はめんどくさがりがたたって、このようにお金を払うハメになったことはいくつもあってその度涙を飲んでます。

本来払わずに済んだであろうお金を払う、という行為は、心の損傷がなかなか激しいですから。

まとめ

長くなってしまいましたが、

・修理には修理費(技術費+部品代+出張費)が発生する

・保証期間内であっても、「機械の故障」でなければ修理費はかかる

・不具合は、機械の故障が原因じゃないケースも多い。事前チェックをしてから、修理依頼を

・ふだんから洗濯槽やフィルターに付着したゴミは取り除いておく

・機械の不具合で思い当たるフシがあるなら、原因をチェックしておく

ちなみに余談ですが、20年以上二槽式洗濯機を使っている祖母は一度もフィルターなどの掃除をしたことがありません。なのに不具合は今まで一度もないそうな。

祖母宅は土間に洗濯機を設置していて排水の関係が我が家とは違うので(我が家は室内・台所)、ゴミによる不具合が出にくいのかもしれませんね。

ともあれ、二槽式洗濯機は最高です。

排水が遅くなったり、脱水がスムーズにできなくなったら排水口の詰まりを取り除いてみましょう ▼

クリーニング屋さんが書いた本に触発されて、洗濯を見直し、洗剤選びから始めました。クリーニング屋さんも二槽式洗濯機を使うことがあるそうですよ ▼

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