72時間ひたすら待つしかない超気長なおもちゃを知ってるか? 水に入れるとふくらむ恐竜やカニ!

水の中に入れると、大きくなるおもちゃを知っているだろうか?

子どもの頃大好きだったおもちゃだ。

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先日駄菓子屋で見つけて30〜40円くらいで激安だったため購入したところ、なんと

72時間もかけて徐々に大きくなる

というのだ。丸3日である。私の記憶では1〜2時間程度だったと思っていたが、記憶よりだいぶ気長だ。

そのうえ、

作りがヘボであるのは、外せない事実だ。

ヘボさも含め、いや、ヘボいからこそ愛くるしいおもちゃ。それが「水に入れると大きくなるおもちゃ」である。

水に入れると大きくなるおもちゃ「ふたたびふくらむんです!」

おもちゃの正式名称は「ふたたびふくらむんです!」。

販売元は、おもちゃの輸入卸売の会社、株式会社甲山屋。

確認できる範囲になるが、生き物の種類は大きく分けて2パターン存在する。

タコ、かめ、イルカ、ザリガニなどの水中の生き物と、いろいろな恐竜の2パターンだ。

気にすることではないかもしれないが、”ふたたびふくらむんです”、の「ふたたび」が何を指しているのかが不明である。もともと”ふくらむんです”という商品があったとして、その改良版なのか、それともすでに1回ふくらんだおもちゃなのか・・・。

しかし、とくに深い意味はないような気はする。商品を観察すればするほど、すべてに対して意味など持たせていないと思うからだ。

おもちゃの中身:台紙付き

少々脱線してしまったが、おもちゃは台紙付きだ。

カニを買ったので、台紙の背景は海と、海を泳ぐ生き物で構成されている。

台紙の裏は、遊びかた説明の英語バージョン。

最初の大きさ

指でオッケーの形を作ってみよう。できた穴の大きさが、おもちゃのおおよその大きさだ。

具体的には、このくらい▼

タバスコと意外にも色がマッチして、大きさ比較がわかりにくくなってしまった。離したバージョンでの比較は以下の通り。

遊び方

遊び方はカンタン。

水を入れた大きめの容器に、おもちゃを入れるだけ

すると72時間後には6倍の大きさにふくらむ。

パッケージに書かれた説明書きによると、冷水よりもぬるま湯やお湯で行うと、大きくなる様が見れておもしろいようだ▼

冷水でも大きくなるものの、時間が多少かかる。20℃前後ではじめると、大きくなる過程がわかりやすい。

ここがヘボいよ「ふたたびふくらむんです」

さておもちゃの概要が終わったところで、ここからはどこがヘボいのか? 

さらには72時間の経過観察をお伝えする。まずはヘボさから説明しよう。

1. 説明書きに相違がある

まずパッケージの表の数字を見て欲しい。

水中で「5倍」の大きさに、と書かれている。

が、裏面や英語バージョンの説明を見ると

6倍」て。

2. すでに足がもがれている

買った瞬間から不良品。

足の一部がすでに誰かに食べられていた。

3. おそらく早いうちにもげる

一つのハサミが、おそらくもうすぐもげる。

4. 塗装を気にしてない

多分だが「うまく塗ろう」と思ってない。「はみ出さないように」とおそらく気をつけてもいない。

しかし、もしかしたら大きくなったときを想定した塗りかたなのかもしれない。

大きくなったときにいい具合にカニらしい見え方になるのかも。いや、ないか。

実際に水に入れて72時間観察してみる

では遊んでみよう。

大きめの容器にカニを入れる。

小さかったかな

水を注ぐ。

この時点では、目視では変化はわからない。

約8時間経過

楽しそうなカニ。

30時間経過

容器がきつそうになってきた。

台所に置いていたら夫に発見され、邪険にされるカニ。

36時間経過

脚が水からはみ出すほどに。水を足す。

48時間経過

カニの体が水にほぼ浮かぶように。

58時間経過

なんとなく水を入れ替えた。48時間を過ぎた頃からかカニを飼ってる気持ちに。

72時間経過

これにて完了!

だが、もうちょっと水に浸けておいたらもっと大きくなるのか? さらに様子を見る。

89時間経過

72時間時点ととくに変わりは見られない。

この大きさがマックスのようだ。

72時間経過したカニの様子

はみ出た塗装はそのまま大きくなった。

とにかくブリンブリンである。

全体的にカニカマっぽくなった。

カニならではの感想ではない。恐竜を大きくしたときの最初思ったことも「カニカマっぽい」だった。

カニの事前事後の比較

改めて大きさを比較してみよう。

やはり大きくなった分、色も薄く伸びてた。脚は大きくなったことにより、よりカニらしくなった(茹でて食べるときのカニ)。

↑我々から見て、カニの左のハサミを見て欲しい。長い間買われずにいたのだろう。大きくなってハサミがバンザイしたことによって、日焼けしていない箇所が露わになった。

台紙はもはや彼にとって狭い世界になってしまった。

注意点

注意点は、大きめの器に入れることだ。小さめの器だと、形が崩れてしまう。

以前恐竜を大きくしたとき、小さい入れ物に入れたら足が折れ曲がってしまい、大変かわいそうなことになった。気づいた時点で大きなバケツに入れ直したが、時すでに遅し。

足の形は戻らなくなってしまった。

心が痛んで楽しさが半減するので、気をつけたい。

大きくしなくても、遊べる

当然だが、大きくしない状態でも遊べる。ただのカニとして。

2歳息子は小さい状態でも遊び、大きくなった後は最初感触にびくついていたようだったが、よく遊ぶ。とくに恐竜は、紛失するまでは仲良く遊んでいた。

大きくするだけのシンプルなおもちゃ、何が楽しいのかわからないが、なぜか楽しいのだ。

子どもの頃も楽しかったし、大人になった今も楽しい。

大人になると、安いからさらに楽しいのかもしれない。

ネットで買えないかと調べてみたら、駄菓子屋形式ならば買えるようだ。また違う楽しみ方ができそう。

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