【子連れ目線レポ!】鬼怒川温泉ホテルに2歳子連れで行ってきた。子連れにまじで手厚い宿だった!
栃木県・鬼怒川温泉ホテル に2歳の子どもを連れて1泊しました。
子連れに手厚い! 子どもの遊びが充実していて、子どもがご機嫌=大人もご機嫌。大変満足でした!
赤ちゃん連れにもよさそうだと思いましたよ。
では時系列に沿って、子連れ目線の鬼怒川温泉ホテルレポ、お伝えします。
DETA
大人3名(私・夫・母)、幼児1名(2歳男の子)
日程:2020年1月の土日、1泊2日
プラン:【当館おすすめ】和洋中出来立て料理が食べ放題バイキング!「石窯ブッフェプラン」 部屋>キディルーム
料金:合計 58300円
鬼怒川温泉駅に到着
東京から電車で鬼怒川温泉駅へ。
鬼怒川温泉駅前は、広場のようになっていて子どもが大いに走れる広さ。
隅には足湯も。
広場には、日光猿軍団から猿が出張で来てる日があり、タイミングが合えばお猿の芸を見ることができる。
駅からホテルまでは、バス
駅から鬼怒川温泉ホテルまでの送迎の車は、ない。バス会社との取り決めで、できないルールらしい。
しかし駅と、鬼怒川温泉ホテルを含むいろんな旅館・ホテルを周るバスがあるので心配はご無用。駅を出てすぐ右手の5番バス乗り場から乗れる。
料金:大人片道190円、小人100円
16:12のバスに乗る予定だったが、16時ちょっと過ぎにバスは出発した。観光客の数によって、臨機応変に増便しているのかもしれない。
バス内は人を詰めすぎずに程よく余裕があり、ベビーカーもすんなり乗せられた。
>>鬼怒川温泉発バス時刻表 (「電車をご利用のお客様」のタブを選択)
タクシーなら、1000円前後。
徒歩でも行ける。徒歩なら30分くらい。
しかし駅から宿まで徒歩で行くのは、特に子連れにはおすすめしない。
平地ではなくアップダウンがあるのと、道幅が狭く、車の往来があるためだ。子連れだととくにビビる。バスで宿までの道を見ながら、歩いて行かなくてよかったと心底思った。
鬼怒川温泉ホテルに到着
さてバスに揺られること約7分。本記事のメイン、鬼怒川温泉ホテルに到着。
チェックインをして、館内の説明を受けつつお部屋へ。
子連れに最強の部屋「懐かし館 キディルーム」
部屋は「懐かし館 キディルーム」にした。子ども関連のものが揃っている部屋だ。4階だった。
4階はすべて子連れ用の部屋とのこと。子連れで泊まる方としても気軽である。
だからだろう。エレベーターでチーンと4階に着いた先に見えたのが、ソファに鎮座する超巨大なクマのぬいぐるみ。
写真が撮れるように設定されていた(撮るの忘れたが)。日付が貼ってあったり、小道具も一緒に用意されていた。
赤ちゃん・子どものお世話グッズが揃ってて便利
さて、こういった子どもに優しい部屋に泊まったのは初めてだったこともあり、テンションが上がった(私が)。
ベビーベッドもあるし、お湯もすぐ沸かせるからミルクも作れる。2歳息子には使わないけど、赤ちゃんも快適に泊まれるようになってる。
哺乳瓶の消毒セットもあった。
赤ちゃん時代に使っているお宅も多いであろう、ボンバやバウンサーも。
さらにオムツ用のゴミ箱もあった。
なんとトイレ用補助便座まであった。子どものトイレ関連も充実である。
この目で確認したわけじゃないが、確かおむつは売店で売ってる、と書いてあった覚えがある。
子どもの浴衣や、子ども用の歯ブラシ、タオルも。パンダの袋に入っててかわいい。
息子に初めて温泉旅館の浴衣を着せたが、かわいすぎて倒れるかと思った。
意外にも嫌がらず、寝るときも浴衣で寝た。ただ寝相が悪く足がむき出しになって寒そうだったので、持参したパジャマのズボンだけは履かせた。
子どもの遊び
すでにこの部屋、キディルームだけで、遊びが充分に揃えられている。
まず子ども向けのDVDがあった。別のDVDも借りられるらしい。
お絵かきが好きな子なら、ここに座っていろいろ作業できる。イスやゴミ箱もいちいちかわいい。イス、ください。
作業机の横には、絵本も備え付けてある。
息子のテンションがぶち上がっていたのが、やはりおもちゃ。
アンパンマンのブロックや
野菜をサクッと切れるおもちゃ。ちなみに包丁(のおもちゃ)がなかったので、小さくて薄いパンダのお絵かきボードでサクサク切って遊んだ。
息子は鉄道が好きな子鉄なので、何よりも電車のおもちゃにテンションぶち上がり。
そして子鉄ポイントとしては、なんと窓から本物の電車が走ってるのが見える。聞けば、4階の部屋すべてから電車は見えるらしい。
本数に限りがあるから頻繁には走っていないが(またそれもいい)、子鉄の静かな興奮を感じた。完全によろこんでいた。
大人のことも、忘れてないよ!
また大人のことも忘れておらず、美顔器やドライヤーも。宿でうろうろしすぎて使う時間はなかったが。
フットマッサージの器械もあった。
これはどこの宿もそうであるが、大人の男のことは、完全に忘れられているようだった。
もちろん浴衣や歯ブラシなどはあるが、例えば女性には美顔器、のように男性用に特別に用意されたグッズはとくにない。そもそも男性はそういった類は求めていないのだろうと推測する。
ルームサービスメニュー、発見。
ラーメンや、おにぎり。絶妙に夜中食べたい。
ロビー付近に夜遅くまで食べられる店があるのだが、そのお店のメニューだった。
部屋の雰囲気は子どもに標準を当てている
部屋自体は、おそらく「懐かし館」という名がほのめかす通り年季が入っていて、子連れ用にリフォームしたのだと思う。トイレの扉や、部屋の作りがそう物語っている。
だが「古っ」とは感じないし、何より清潔に保たれていた。
このキディルームは、大人の雰囲気でしっぽりゆっくりしたい人には向かない部屋だろうが、子どもにとっては充実した部屋である。
子どもが退屈しなかったり、ご機嫌で遊んだりしてほしい空間を求める親や、子どものお世話関係グッズが揃っててほしい親にとってはバッチリはまる部屋だと思う。
・・・とこんな具合で部屋の探索やおもちゃの物色でキャッキャしていたら、時間が18時に近づいてきた。
ロビーラウンジの隅には、ウェルカムドリンクコーナーがあるのだ。
ウェルカムドリンクは14:00〜18:00まで。
うかうかしていたら閉まってしまう。ウェルカムされるために、先を急ごう。
電車のおもちゃに熱中している息子を諭し、ロビーへ。
出発しんこう!! ロビーの旅
さっそくウェルカムドリンクへ。
ゴクゴク。
授乳中の人への配慮なのか、ノンカフェインの飲み物も。
鬼怒川温泉ホテルのロビーラウンジは、なんだか楽しい。
屋台っぽいのがあったり。
それに、幅が広くて歩きやすい。
好感を持てたのは、ゆっくりできるイスなどがたくさんあるところ。
まったりくつろぐにはぴったりである。
世の中には緊張感があるロビーラウンジも存在するが、鬼怒川温泉ホテルのロビーラウンジはいい感じにリラックスできつつも、健康ランドレベルのダラーッと感はない雰囲気で、バランスがよかった。
館内アクティビティの充実いい宿だなあと思ったのだ。
さて、ロビーをうろうろしていて徐々に気付いてきたのだが、館内アクティビティが充実してるっぽい。
20時からロビーで、YOSHIさんという方の大道芸がやるらしい(見るのタダ)。
さらに土日の朝は大抽選会。
お店のレシート3000円以上で1回引ける抽選らしい。翌日のぞいてみたら、「大抽選会」というより「抽選会」って感じだった。
私がのぞいたときは誰もやっていなかったが、心意気はしかと受け取った。
卓球も、麻雀も、カラオケも、足つぼなどなどお金を払えば楽しめる。
貸切風呂も。
そう、書いてるうちに忘れそうになったが、ここは温泉なのだ。
宿を出ずに楽しめる。やることがたくさんある。
子連れはとくにあれもやりたい、これもやりたいがたくさん湧いて出てくる、そんな宿だと思う。
子鉄ポイント1:SL大樹(たいじゅ)の置きもの
さて、ロビーには、大きめのSL大樹(たいじゅ)の手作り感のある置きものが。
写真スポットのようで、駅員さん帽子も用意されていた。
息子の性格から、乗らないと思ってたのに・・・・乗った。
そしてここを通りかかるたび「乗る」と主張してくるように。
SL大樹に乗ってここまでやってきたので、見覚えがあると思ったのかもしれない。
・SL大樹(たいじゅ)に2歳子連れで乗ってきた。転車台やグッズも見もの! マニアじゃなくても大興奮
子鉄ポイント2:SLラリー
さて、ロビーでは「SLラリー」が楽しめる。
まずは上の写真の紙を、スタッフの人にもらう。子持ちになった途端に、こういうのが目に入るようになるから不思議である。
これは何かといえば、ロビーラウンジにある5か所のラリースポットを裏面の地図をもとに探す。
そして切符をチョキンと切るのだ。
ロビーをトコトコ歩き、チョキンと切符を切る。息子は何をやってるかはおそらくわかってないが、何か楽しいことをやってるのはわかるようで満足げ。
2歳児には合ってる遊びだった。
コンプリートしたら、ロビーの受付に持って行くとちょっとしたプレゼントがもらえるらしい。
完コンプした紙を渡すと、ハンコを押してくれた。
プレゼントは、ファミレスでもらえるおもちゃの要領で、カゴに入ったおもちゃから選べる。ファミレスのより正直しょぼかったが(すまん)、くれるだけありがたい。
マカロンのキーホルダーや、クワガタのゴム人形などなど。息子は迷った末にピカピカ光る星を選んだ。
工夫を凝らしてこういったイベントをやってくれるのは、宿の工夫や心意気を感じるし、なんだかいい気持ちになる。やることはシンプルだが、何気に楽しかった。
子どもが歩き回って体力使えるのもポイントが高い。
子どもが遊べるところは、ほかにもある
このように、部屋やロビーでも十分子どもは遊べるが、さらに施設内には遊べるスポットが存在する。
はたらくくるまも、電車も。プレイルーム
さて、再び「懐かし館 4階」へ。
プレイルームがあり、オープン時間は13:00〜19:00。
次の日はチェックアウトするため遊べないので、遊ぶならこのタイミングだけだ。
プレイルームはさほど広くない。もともと旅館の1室だった部屋をプレイルームにした感じだった。
見ての通り、大きめ遊具も置いてある。
本や、型はめなどなども。輪投げもあった。
息子はいろいろなおもちゃが入っている箱から、大きめの山手線とゴミ収集車をピックアップ。
すごく気に入ったようで、かなり集中して遊んでいた。完全に心をわし掴みにされたらしく、寝る前も「収集車で遊びたい」旨を主張していた。
あっという間に19時。もう夕飯である。
まだまだプレイルームで遊びたい息子を強制連行し、夕飯へ向かう。
お気づきかもしれないが、温泉に来たが我々はまだ温泉に入れていない。
子どもがいなかった頃は、温泉旅館に来たらまず着いたら温泉、寝る前に温泉、朝温泉、と温泉に入りまくっていた。
しかし子どもと一緒にやりたいことが宿にありまくるので、温泉までたどり着かない。おそるべき手厚さ、施設の充実具合である。
私と母と息子で遊んでいる間に夫は温泉に入っていたので、全員で一緒に動かなければ温泉も複数回入れそうだ。
温水プールで体力発散
我々は入らなかったが、温泉プールもある。
水着と帽子を持参して、予約なしで好きに入れる。
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ただ毎日オープンしていないらしいので、入るつもりなら事前に確認しておこう。
夕食:ブッフェバイキング
そうこうしている間に、あっという間に夕食の時間だ。
もともとは、部屋食にしようと思っていたが予算的断念し、ブッフェを選択。
しかし、外での外食が一番難しかった時期は過ぎていたので案外大丈夫だった。うちの場合は1歳〜1歳5ヶ月くらいが子連れで外食すると、ひどく消耗していた気がする。
さて、夕食の時間は、混みすぎないように何回かに分けて受付時間があり、チェックイン時に選べる。
ブッフェは、和洋中あり、例えばお肉やピザやお寿司などは目の前で作ってくれるので、出来立てホヤホヤが食べられる。
子ども用のブッフェも会場の一角に用意されていた。
レトルトの離乳食まで用意されているのには驚いた。
紙エプロンまである。くまモンだった。
紙エプロンの使い方を誤り、破いてしまったので持参したエプロンを息子にはつけてもらった。
このように子ども用のが用意されているが、大人用のブッフェの中にも1歳〜2歳くらいの子どもが食べられるような食事はたくさんある。
ピザや、お味噌汁や、炊き込みご飯、おいなりさんなどなど。
私は胃腸炎を引きずっていてほとんど食べられなかったのだが(そんなわけで写真がない)、夫のコメントを借りれば「ピザを敬遠していたが、食べてみたらすごくおいしかった」らしい。
調べると、ホテル側としても推しのようだ。「本格石窯で作るピザやグリル料理が自慢」とのこと。
印象的だったのは、スタッフの方達がとてもキビキビ働いていたこと。
目の前で作ってくれる方たちも、ずっと我々のために作り通しで大変だったと思うが、見てていいなあと思う働きっぷりだった。
これは、レストランだけではなく全体に言えることだ。受付も、売店も、お風呂のお掃除の方も。
そして、いい宿だなあと思ったのだ。
ようやく温泉。そしてゲーセンと夜食と。
さて、ようやくメインの温泉である。
温泉は脱衣所には子どものオムツを捨てる場所も用意されていて、ゴロンと赤ちゃんが転がるベッドもある。
さらに中では子ども用の石けんや、イスも。
部屋も、食事も、温泉も、ロビーも、すべて子どもがいること想定で用意されているのでかなり助かるし、快適である。
豆腐のメンタルな息子は案の定初めての温泉でビビって泣いていたが、やはり数名同じような子どもがいて「うちもですよ・・」と心の中でつぶやいた。
露天風呂、ぬるいお風呂、熱めのお風呂。いろいろあったが息子がビビりまくっていたのでそこそこで出る。
昔のゲームが各種
息子を寝かしつけた後、母に息子についてもらい、私と夫はまず夜食に。
ラーメンがモーレツに食べたかったが、胃腸炎で無理でレモンスカッシュにした。
しかし夜中に部屋以外でゆっくりできるのは、なんだか楽しい。
ワクワク度が上がって来たため、ゲーセンへ。23時までやっている。
タ〜ララタラ〜ララ〜ララ〜ラ〜ラララ〜
あの懐かしの電子音のメロディが流れたゲーセンで、まさに私が子ども時代にやっていたゲームたちが集結していた。
「もう、おこったぞ〜」のワニワニパニック、モグラ叩き、メダル落とし、太鼓の達人・・・・。
子どもの頃やっていたゲームって、なんで大人になっても楽しいのだろうか。妙に熱くなって、23時ギリギリまで遊ぶ。
翌日、帰宅
さて、寝て起きたら帰宅の日である。
チェックアウトは10時。
10時ちょうどに行ったら、受付カウンターには長めの列ができていた。
宿の人に、「チェックアウトの時間は混み合うので、朝食前などに支払いを先に済ませることもできるので、オススメです」と言われていた。
しかし朝食時に誰も並んでいなかったことから、「そんな混むことないだろう」と思い10時に行ったらこれだ。みんな考えることは同じなのだ。先に支払っときゃよかった。
宿から駅までのバスは、受付カウンターでスタッフの方に言って予約をしてもらう。
さほど待つことなく、バスに乗り込み、駅へ向かった。
子どもウェルカムな宿でした
子どもを歓迎してくれる宿はありがたい。
子どもありきで鬼怒川温泉ホテルのサービスは考えられていて、心地よかったし、過ごしやすかった。
子どものおもちゃや、絵本などを念のため多めに持って行ったのだが、ほぼいらなかった。お気に入りの一つだけでよかった。宿にすべてがあったから。
また意外だったのが、やることがいっぱいあるということだ。
部屋のおもちゃでも遊びたいし、プレイルームでも遊びたい。施設内も探検したいし、SLラリーもやりたい。大道芸も見たい。水着を持参してたらプールも入りたかった。子どもと一緒にゲーセンに入ってもよかった。
やりたいことがありすぎて、温泉がおろそかになったほどだ。
息子も非日常を楽しんでいる様子がわかり、ご機嫌だったので私もゆっくりできた。
子どもに焦点を当てた部屋は初めて泊まったが、いいもんなんだなあと思った限りだ。
ご紹介した部屋は、「キディルーム」というお部屋です。
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