2歳半の息子の成長記録。遊び、言葉、性質などなど。とりあえず電車男になりました

息子が2歳半になるので、成長を記そうと思う。

2歳半の今の彼は、気づいた頃には電車モーレツ好き少年になっていた。

2歳半になった息子の遊び

思い起こせば、家におもちゃが少ないことも関係しているのかもしれないが、息子は1歳半近くまであまりおもちゃでは遊ばなかった。

しかし周りを見るにつけ、どのお宅も同じような傾向があるように思える。

それまでは日常の物で遊んでいた。ナベに恐竜のぬいぐるみを入れたり、炊飯器で遊んだり

キッチンで使うボウルをぐるぐる回転させたり、とにかくあらゆるも物をぐるぐるさせていた。

まだおもちゃよりも「ふつうの日常のもの」すら珍しかった時期だったのだろう。

ベビーカーやイスを押したり、カバンに入ったものを出し入れしたり、そんな日々を送っていた。

労働ですか

それが1歳半頃に完全にプラレールの虜になった。

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いとこにもらったおさがりのプラレールトーマスをいじるようになった頃で、ちょうど遊びにきていた義母が「プラレール、今すごく遊ぶと思う」と言い、その足でプラレールを買いに行ってくれたのだ。

それから2歳半の今に至るまで、家での遊びはプラレールが大半。義母の予言的中しすぎである。

1歳半の頃は、まだレールの連結をうまくできず、電車のスイッチを入れる指の力もなかった。

それから1年。プラレールスキルの上がり方はなかなかのもんで、何回「この子は天才だ」と思ったことか。

今ではレールがきちんと連結されているか確認作業もしているし、電車の連結も光の速さだ。そもそも私は連結の仕方がわからなかったのだが、本人はいじくるうちに、勝手に連結方法を理解していた。

電池で動くことも知っているから、動かなくなるとドライバーを要求し、電池のフタを開けようとする(でも自分ではまだ開けられない)。

プラレールで真剣に遊んでいるその目は、オタクそのものだ。話しかけても何も聞こえていない様子で、集中した独特の目をして作業をしている。

電車の好みも、徐々に変化があった。最初はトーマスだったはずだが、徐々に玄人向けに。現在はトーマスは見向きもされず、千代田線が一番のお気に入りだ。ちなみに千代田線には乗ったこともないし、実際に目にしたこともない。

外では、身体的なスリルを求めることが多い。滑り台や、ブランコは激しめが好み。うんていにぶらさがるのも好きみたいだ。

砂場では、シャベルや型などを使って遊ぶ。冷静に考えると、砂場の何がそんなに心を掴むのだろうか。大人は砂場で遊ばない。

1歳前後までは、ただ歩いたり、走ったりするのが楽しそうだった。道具や遊具を自ら使って遊ばなかった。しかし、気がつくととくに砂場や室内では「道具」がないと遊びにくくなっていた。道具を使ってこそ人間というが、この辺で人間になったということか。

また、ここ最近はお風呂にて輪ゴムを壁にペタッと投げつけるのにハマっている。私が成功すると、めちゃくちゃ褒めてくれる。「すごっ・・・! すごっ、カッカ(母の意)、すごっ・・・!」と本気で褒め称える。できないと、「ざんね〜ん」と明るく言って励ましてくれる。

しかしながらお風呂は進んで入りたがらない。なので毎回頼るのが、これもまた電車である。

以前「子どもに好きなものがあると、ラクだよね」と言われたことがあるが、本当にその通りだと思った。

水陸両用の電車のおもちゃがあり、

「ポチャポチャ電車持って、お風呂で遊ぼう」と誘うと付いてくる。

この電車は便利で、旅行のときも水陸で使えるので持参するおもちゃの数も減らせるし、お風呂も入るしプールや海でも遊べるしで使い倒している。

水陸両用とうたいつつも我が家のこのおもちゃは水中ではほぼ機能していないのだが、水の中でも使えるだけで御の字である。何より息子は機能してないことに気づいていない。

たしか1000円くらいで、ランチ程度の値段だった覚えがあるが、毎日使ってお風呂も入るし旅行も荷物減らせるしで、なかなか侮れないおもちゃだと思う。

ちなみに侮れるおもちゃについてはこちらに・・・笑

>>なっ・・! 大人でも難易度高いおもちゃ「ぐる〜んぐる〜んさかなつり」のチープさがたまらない件

言葉

息子は保育園の1歳児クラスに通っているのだけど、流暢に話す同じクラスの子にかなり驚くことがある。息子はまだバブバブ感がある。電車用語だけが目立って発達しているような気がする。

しゅっぱつ、しんこう! シュッシュポッポ、シュッシュッポッポ、でんしゃ、ちよだせん、大樹(SLの名前)、ポチャポチャでんしゃ(お風呂に持っていく電車)は毎日言っている。

SL大樹(たいじゅ)に2歳子連れで乗ってきた。転車台やグッズも見もの! マニアじゃなくても大興奮

さらに、電車のカードを私に持たせ、1枚ずつ出すように要求し、

パッと出すと「しまかぜ!」「ぎんざせ〜ん」「かもめー」など返答を繰り返し、知識を高め始めている。

夜中、パッと目が覚めて寝言を言うことがある。そんなときも「でんしゃ、でんしゃ」「シュッシュッポッポ」なのでちょっと引いている。

息子は大樹に乗ったとき、泣いた。そのときのことをよく話す。「ポーッって言ってねえ、それで、えーんて。そしたら駅員さんがどうぞって」。この一連を旅行から帰って2ヶ月は経つが、まだ話す。

何回も読む絵本は、言葉を覚えたようで私と一緒に読む部分もある。

『くだもの』ではバナナのシーンの「じょうずにむけたね〜」を、なぜか照れながら言う。

『はっぱのおうち』では、「あめなんかへいきだよ」のセリフを言ったりするが、それよりもカマキリが正式に登場する前にカマキリを探すのにハマっているようだ。

『がちゃがちゃ どんどん』は、ほぼ内容を言えるようになっていた。内容といっても、擬音だけなのだが。ちなみにこの絵本はなぜかめちゃ受ける。どこらへんが琴線に触れているのかは不明だ。

相槌は、つい最近まで打たなかった。2歳4ヶ月くらいだったろうか。「うん」を言うようになったのは。この「うん」が恐ろしくかわいいし、おどろいた。子どもの「うん」は独特のかわいさがある。

何か質問もする。「〇〇なの?」。要求もする。手のひらを上にして、左右の手をパンパンさせるジェスチャー付きの「ちょうだいな」(保育園で仕込まれたらしい)。そして「やーだよー」「しない」もよく言うようになった。

そしてウソまでつけるようになった。ウソをつくのはなかなか高等なワザだと思うので、もう幼児って感じである。

「うんちした?」「しない」。本当はしてるのに、遊んでてオムツを替えるのが嫌だからウソをつく。どうやってウソというワザを覚えられたのだろう。

行動

目下ちょっと困っているのが、指を吸うクセがあることだ。

生後3〜4ヶ月頃から眠るときにやり始めた。最近吸いだこができているので、気になる。

また現在授乳はしていないが、パイをやたら触ってくる。で、このパイを触るのと指を吸うのがセットになっていて、母も消耗するので早くパイから撤退してほしい。

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ここ数日は、パイから何かをつまみ上げて「もぐもぐ」と食べる真似をする。半分こしたいようで、半分母に食べさせてくれる。いったい私は何を食べているのか。

さらに、まだ自分が世話をされている割に母の世話をしてくれることがある。

靴下を脱がせてくれたり、服を持ってきてくれたり、着させてくれたり。くしゃみやゲップ(失礼)をすると、背中をトントン(強打)してくれる。朝も私が起きないと布団を剥がしされる。つらい。

夜、「さあ寝よう」と寝室へ行こうと促すと、プラレール(千代田線)と、絵本を1冊選んでそれを持参して寝るようになった。寝室に入ったらソッコー電気を消して真っ暗にするので遊ぶわけでも絵本を読めるわけでもないのに。

プラレールを横に置き、絵本を胸の上に置いたり、母の胸に置いてその上にかぶさって寝たりする。プラレールも絵本も硬いので、寝心地が悪い。彼はこの寝心地の悪さに気づいているのだろうか。

また、ゴミを見つけると拾って家に一つしかないゴミ箱まで走って捨てに行ったり、髪の毛が落ちているのに気づくと「かみのけ」とつまみ、私に渡したり、ゴミ箱に捨てに行ったりする姑的一面を見せる。

小さなゴミが散乱しているのに気づくと、ほうきとチリトリを持ってきて掃除をする(できないが)。教えたわけじゃないのに、不思議だ。清潔好きなアライグマを見てるような気分になる。

性質

人見知りで、恥ずかしがり屋の傾向がありそうだ。

そして家の外だと、なかなか主張ができないように感じる。まだ2歳なのに、我慢をしているのかもしれない。

母的にはガキ大将じゃないけど、ズカズカ行ってくれた方が安心なのだが、例えば公園で遊びたい遊具があっても、同時に他の子がバーッと走ってくると速度をゆるめ、遊具の前で立ち尽くしてしまう。

砂場で遊びたい道具があっても、使っていいのかを確認したりする。パッと取って勝手に遊んだりをしない。

保育園でも、ご飯のお代わりが欲しくても自分からは言えないらしい。家では「お代わりー、お代わりー!!」とうるさいくらい主張するのに。

さらに打たれ弱く、敏感で、ちょっと叱ったくらいでもものすごく泣いたりする。おまけに見た目も色白で、ちっとも強そうじゃない。

こんな性質を見るにつけ、生き馬の目を抜くようなこの世でサバイブできるのか大変心配になる。しかし実際ガキ大将だったら、それはそれで心配になるのだろう。無い物ねだりなのだろうか。

優しいと感じるが、同時に図太さがそこそこないと生きにくいのではないかとハラハラするが、まだ2歳。ゆっくり見ていきたい。

息子を見てて私も取り入れたいと思っているのは、子どもなら誰でもそうなのかもしれないが、根に持たなくて切り替えが早いところだ。

例えば叱ってウェ〜ンと泣くが、泣き終わると次の遊びに入るし、すぐ笑う。後に引きずらない。

私は夫に対して腹わたが煮えくり返って攻撃を始めると、その怒った案件以外にも夫の仕事に関する不満など、全然そのときに関係ない不満なことまで引っ張り出して攻めてしまうことが多いので、見習いたいと思う。が、なかなか難しい現実です。

あとはいろんなことがおもしろいようなので、何よりだと思う。

2歳楽しい

そんなこんなで、1歳児のときのかわいさもすごかったけど、2歳児もかわいいしおもしろい。

いつか行動や言動がまともになるのだと思うと、ラクになる反面今から少しさみしいような気持ちになる。

人間は人生のほぼ大体を「大人」として過ごすんだなあと、改めて思う息子2歳半の時期であった。

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